花子と蓮子

 昨日の朝ドラ「花子とアン」の番組で、花子と蓮子の対立の場面は、いろいろと考えさせられました。明らかに現代の私たちに向けられた台詞だと私は感じました。

「時代の流れに飲まれたくない。私は私の考えること、感じることを書きたいのよ」
「一人で抵抗して何になるの。生活を失うだけよ。」
「そんな生き方はしたくない。時代のせいにしたくない。」

 正確ではありませんが、上のような台詞だったと思います。当時の文筆家はおそらく戦争へ向かう時代状況の中で、むずかしい局面に立ったことでしょう。
 自分だったらどうするか……。花子の苦悩が想像できます。花子は「全国の子どもたちに夢を与えたい」という思いで、ラジオ放送を続けるのですが、蓮子の言うように「それは欺瞞」なのです。戦争のニュースをわかりやすく勇ましく教えることは、当時の子どもたちを軍国少年に仕立て上げることにつながったと思います。
 現代社会に番組を通して投げかけようとする脚本家の力を感じます。
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by shin-pukupuku | 2014-09-04 09:16 | 雑感 | Comments(1)
Commented by yksayyys at 2014-09-05 05:59
身にしみるセリフですね!
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