加藤先生逝去

 Um先生の恩師である加藤章先生が逝去されました。全国教研の共同研究でちょうど盛岡を訪問されていたS井先生は、前日にいっしょに食事をされたようですが、その時から調子が悪かったようです。そして翌日、突然亡くなられました。
 私が初めてお会いしたのは、香川で行われた日社学の学会でした。その時に、愛大のF先生や大学院で同期となるS井先生もいっしょでした。弟子であるUm先生と愛教大のT先生が飲み会の場を準備し、私もいっしょに同席しました。加藤先生は笑顔でにこやかに語っておられたのが印象的です。
 そして、次にお会いしたのは、東京の新宿でした。Um先生の授業後、食事会にParcoで待ち合わせをしていっしょに楽しく飲みました。偶然その時、私は国立に安いホテルを予約していたのですが、加藤先生のご自宅がそのホテルの近くで、夜遅く京王新宿線でいっしょに立ったまま1時間近くお話をしながら帰りました。駅に着いてからもいっしょに予約した安いホテルを探してくれました。80代であったのですが、足腰もしっかりしていて、満員電車の中、ずっと立ったままお話ししてくれました。和歌森太郎のことや、柳田国男のことも語ってくれました。
 Um先生が加藤先生のために、『戦後歴史教育史論』(東京書籍)の出版にご尽力されたのは、今から考えると、すばらしい取り組みだったんだなあと思います。
 そして、今、私がここで生活し、生きているのも加藤先生のお力添えです。ただ、悔やまれるのは、その著書にサインしてもらえなかったこと(出版記念の時に、本を忘れてしまった)と、自分の博論を送ろうとしたその時に亡くなられたことです。
 明日は告別式に盛岡まで車を走らせます。
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Commented by ぽんジュース at 2016-02-09 17:47 x
いま、カカオトークで先生にお悔やみをお伝えしました。韓国に在外研究にきたのも先生方の交流の軌跡を韓国側からみてみるためでした。その軌跡は歴史科のなかでたくさん確認することができました。日本と韓国の歴史教育研究のために尽力された先生の功績を心から称えると共に、その足跡を次代につなげていけるように頑張りたいと思います。心からお悔やみ申し上げます。関係各位によろしくお伝えください。
Commented by shin-pukupuku at 2016-02-11 09:51
加藤先生もぽんジュースさんの研究を空の上から見守り、喜んでくれていると思います。今後にぜひつないでいきたいですね。
by shin-pukupuku | 2016-02-09 16:31 | 雑感 | Comments(2)