世界に広がるポピュリズム

 トランプ旋風については多くの方々が驚いていると思います。なぜあのような問題発言を繰り返す人物が共和党の大統領候補者にもっとも近い存在になっているのか。アメリカでは、そのような人物は民主主義というフィルターによって取り除いてきたはずなのに、スーパーチューズデイを目前にして、相変わらず支持率一位というのが私には信じられません。
 新自由主義とグローバル化によって、世界中の人々は将来の生活に夢を描けなくなってきているのは事実と思います。そのような閉塞的な状況が、トランプ氏の状況につながっているのでしょう。トランプであれば、この閉塞的な社会・経済状況を打ち破ってくれるという期待を感じているのでしょう。
 しかし、それはまやかしにすぎないことは、これまでの歴史的な事実が示してきたはずです。そのことをすっかり忘れているアメリカ民衆がいます。というか、学校で習ったことが歴史意識となっていないから、このような事態につながっていると思います。
 まさしく、ポピュリズム。
 このような事態が世界各地で続いています。ギリシャでもそうでしたし、ヨーロッパでも同じようなケースが広がっています。
 こんなことが続くと、民主主義に対する疑念や失望というものを感じてしまうこともあります。
 しかし、民主主義というのは、たゆまぬ努力が必要なんだと思います。そして時間もかかるし、手続きも面倒です。民主主義を発展させるためには、主権者たる國民への教育の質量ともに必要なんだと思います。
 そこが、今回のアメリカ大統領選挙では問われているような気がして成りません。教育の力によって民主主義をさらに発展させていく必要性があるのです。そのことが、ポピュリズムを生まないことになっていくことでしょう。
 今のままでは、歴史は繰り返すことになってしまいかねません。
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by shin-pukupuku | 2016-03-01 10:47 | 雑感 | Comments(0)
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