公立高校社会科入試問題

 昨年度同様に、鹿児島県と宮城県の高校入試問題を比較検討しました。昨年度は、鹿児島県の難易度の高さと記述式の解答の多さが目立ちました。本年度は、昨年と同様の傾向は見られませんでした。
 両県ともに、難易度は同じほどで、記述数も5つほどになっています。
 歴史的分野では、戦後史が両県とも登場しています。1980年ぐらいまでの射程となっています。戦後70年ですので、問題になるのは当然のことだと思います。
 図表の読み取りが両県とも増えています。読み取りは、その資料を読み取るスキル問題もありますが、一方で知識・理解がないと解けない問題もあります。鹿児島県は後者が多い印象を持ちました。
 鹿児島県は「漢字で書け」という問題が3つほど目にとまりました。一般的な教養としての漢字記入の要請なのかわかりませんが、宮城県は漢字記入の条件はありませんでした。
 両県とも、設問についての説明について、正しいものを記号で選ぶという問題が多かったです。大学入試センター試験は、間違いを選ぶ問題が多いですが、両県とも間違いを選ぶ問題はありませんでした。内容を理解しているかどうかを見極めるためには、間違いの選択の方が私は適切だと思っています。
 両県とも基本的な社会科的知識を単に暗記によって覚えているような生徒にとっては、むずかしい問題になるように工夫していることがわかりました。知識相互の関係性に注目して、設問の設定を行っていました。
 いずれにしろ、昨年の鹿児島県の問題については、難易度の高さと記述式設問量に驚いたのですが、今年度は改善されているようです。少しほっとしました。
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by shin-pukupuku | 2016-03-10 11:44 | 教育関係 | Comments(0)

なにやら思いついたことをつれづれなるままにⅡ


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