3.11を忘れない

 東日本大震災から5回目の3.11。この日を被災地にいるものとして、どのように過ごすべきなのか、自問自答していました。当然、ただ一日を過ごすのではなく、何らかの行動を起こすべきであろうと思っていました。
 そんな中、ネットを見ていたら、NPOが「3.11忘れないウオーキングin石巻」というイベントに目がとまりました。石巻にある被災地10kmを歩いて、再度3.11を胸に刻もうというものです。私は、出不精なところがあり、なかなか一人では参加しようとしないのですが、このイベントへの参加を申し込み最終日ギリギリに行いました。
 石巻駅に集合してみると、参加者は運営する人を含めて100名あまり。石巻市内31名、宮城県内29名、県外17名という内訳でした。もっとも遠くは沖縄から2名参加していました。最高齢者は82歳。
 日和山で、南浜をながめていたら、隣にいた70近い高齢者の方が、自分の被災体験を語ってくれました。自分の家は見下ろしている南浜のあの場所にあったこと、その日、家の2階にいて流されたこと、流される途中で変化していく空を見たこと、そして2階部分だけがあのお寺の横に立つ銀杏の木にひっかかって止まったこと、そのために命が助かり、翌日のお昼頃に救助されたことなどです。
 青空が広がり、気持ちの良い日射しを受ける中で、その高齢者の言葉は私の心に残りました。この5年間の思いを聞こうと思いましたが、ウオーキングは進んでいきました。そして、その方もどこにおられるのか、わからなくなりました。
 10kmという距離をときどき私はジョギングするのですが、このウオーキングはすごく長く感じる距離でした。見る風景は、被災地の復旧の姿。あちこちで工事が行われ、同時に被災したビルや建物を解体する場面も目撃しました。着実に復旧は進んでいるのですが、一方で空き地となっている場所は相変わらず残っています。さまざまな方々といっしょにその姿を見ながら、3.11に思いを馳せることでした。また、新聞社やテレビ局なども取材をしていました。
 午前中で終わりましたが,家について万歩計を見ると2万歩を超えていました。終わってからいただいた、つみれ汁とお汁粉がとてもおいしいでした。
 
[PR]
by shin-pukupuku | 2016-03-11 14:58 | 雑感 | Comments(0)
<< 家族はつらいよ 公立高校社会科入試問題 >>