昨日のオピニオン

 昨日の朝日新聞オピニオンでは、元防衛事務次官の守屋武昌が「ゆらぐ文民統制」というタイトルでインタビューに答えていました。その内容は、驚くべきものでした。シビリアンコントロールとして、社会科の教科書でも強調されていた文民統制が、安保法制によって大きく変化したとのことでした。この一年足らずの間に、文民統制の実効性にかかわる大規模な組織改革が防衛省で行われ、背広組と制服組で重なり合うように進められてきた運用計画の作成業務が統幕に集約され、文民によるチェック体制が大きく後退しているようです。守屋氏は「確かに個々の自衛官は戦前と違う。しかし、…実力集団は軍事的合理性で行動し…、その安全弁が改正法には見当たらない」と指摘しています。
 先の大戦で軍部が暴走したことの反省から生み出されてきた文民統制のシステム。それを改革することの意味が私にはよくわかりません。自衛隊員が海外で戦闘に巻きこまれる事件が起こる日が、すぐそこに来ているような気がしました。

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by shin-pukupuku | 2016-09-02 09:57 | 雑感 | Comments(0)