9月9日付けオピニオン&フォーラム

 タイトルは朝日新聞の特集ですが、この日は「戦場に立つということ」というテーマでのインタビュー記事でした。戦場の心理学の専門家に聞いたものですが、驚きました。まず、アメリカには軍事心理学の専門家がいて、戦場で人を殺すための心理学を研究しているというわけです。第2次大戦中は、米兵は接近戦で的に小銃を撃ったのは15~20%。訓練で条件付けを行い、朝鮮戦争で50~55%に高め、ベトナム戦争では95%にまで上がったというわけです。「心身を追い込む訓練でストレス耐性をつけ、心理的課題もあらかじめ解決しておく…」と述べ、訓練のやり方次第で人は戦場で100%人を殺せるようになると説明しています。
 戦争に利用される研究を行う研究者は、倫理的にどうなのかなと思います。そのような研究は拒否すべきでしょう。しかし、先日読んだ本では、社会を発展させる科学と戦争に利用される科学は表裏一体だと書いてありました。その見極めは非常にむずかしいものになってきているようですが、私たちは想像力をもって対抗していくしかないのかもしれません。このインタビュー記事に答えていた心理学の専門家は、軍服姿で2枚とも写っていました。自分は軍人だからこのような研究を進めるのだと言っているようでした。

[PR]
by shin-pukupuku | 2016-09-10 09:38 | 雑感 | Comments(0)