オピニオン&フォーラム

 今朝の朝日新聞のオピニオン&フォーラムは「過労死の四半世紀」というテーマで、インタビューは弁護士の川人博さんでした。その中で、IT化が進んだことで労働の密度が高まっていて、オンとオフの区別がつかない状況を、実例をあげて紹介していました。たしかに、インターネットが発達し、携帯をだれもが持つ時代になって、労働そのものは加重になっているような気がします。以前は、喫茶店でくつろいだり、パチンコをしたりしていたサラリーマンもたくさんいたような気がします。それは営業の一仕事を終えたサラリーマンの姿でもありました。ところが、最近は喫茶店でパソコンを開き、新幹線や電車などでも開いている会社員を多数見かけます。おそらく、報告のためだと思いますが、以前は会社に戻ってから仕上げていたのでしょう。今は現場への行き帰りの時間を使って仕上げないといけないぐらい、労働は過密になってきているのだと思います。
 また、警察庁の統計では仕事を原因とする自殺は年間に2千件以上あるという事実に私は驚きました。労災申請は200件ほどで、わずか1割しかいのちの代償としての補償を求めていない状況に愕然としてしまいました。
 しかし、川人氏が言うように「残念ながら職場の現状は変わっていないけれど、異常な状態にあるという認識は共有されてきた」と思います。これから、二度と仕事によっていのちを奪われる人が出ないような社会にしていくことが今後さらにより一層求められると思います。

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by shin-pukupuku | 2016-12-14 09:53 | 雑感 | Comments(2)
Commented by yksayyys at 2016-12-14 19:49
朝この記事を読んでから学校に行ったせいか3年生の公民の授業「労働問題」に力が入りました。ブラックバイト等にもふれたせいか生徒たちも身近(切実)な課題と捉えていたようです。かねてはとても授業がやりにくいクラスなのですが、「生きた教材」となったようです。しかし、この問題は私たちの課題でもあります。まじめな人間ほど「過労死」の可能性があります。職場を見ていてそう思います。幸い私は「ちゃらんぽらん」でいいのですが・・・
Commented by shin-pukupuku at 2016-12-15 08:49
そうですね。学校現場はまじめな方が多いので、むしろブラック企業ではなく、ブラック学校と呼んだ方が良いのかもしれませんね。
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