東京一極集中を避けるためには…

 朝日新聞の社説を読んで、東京一極集中について考えました。私は地方私立大学の教員ですので、この問題は自分のこれからの生活に密接に関わってきます。社説の中では、「東京への流入が特に多いのは10代後半から20代の若者だ。知名度が高い大学や大企業が多いことが、進学や就職を考えた時に魅力的に映る。交通も便利だ。家賃の高さや子育てのしにくさに目をつぶってでも住みたいという人が少なくない。」という指摘がありました。この記事に対して否定する人はいないと思います。
 それでは、その状況をどう変えていくのかという視点が大事になってきます。地方の努力や地方の魅力とかというように、地方まかせの状況がこの問題では現状としてあるのではないかと思います。地方の尽力だけではどうしようもできない状況に、今はあるような気がします。
 これは、私の勤める大学でも同じことが言えます。同じ学校法人でも東京の大学は受験者が多く、入学者は定員を満たし、地方にある大学では受験者や入学者が減少しています。これを地方大学の魅力づくりでなんとかしようとしても、根本的な課題が地下の水脈を流れているかぎり、解決できない問題だと思います。
 そうなると、東京首都圏の改革が実は求められているように思います。行政機能の分散化はもちろん、企業の移転についてもさらに優遇税制で促していくべきでしょう。大学は首都圏の新設は認めず、定員の削減を行うべきでしょう。
 学問においては、現在のネット社会では地方でも十分に学べる環境にあると思います。地方で若者が生き生きできるそういう社会を創生していく必要があるのです。若者の意識を地方に向けていく、そのような取組が、教育を含めて必要とされているのかもしれません。(しかし、現状ではドラマにしろ、映画にしろ、舞台は東京中心が多いですね。)

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by shin-pukupuku | 2017-02-20 09:43 | 雑感 | Comments(0)