朝ドラの良さ

 現在放映中の朝ドラは「ひよっこ」です。視聴率は好調のようですが、たしかに私の目から見ても、なかなか面白いと思います。
 最近ドラマの中では、主人公の叔父が、「笑って生きよう」と思ったことの理由について語る場面がありました。それは、インパール作戦で斥候として暗闇の中で任務中に目の前にイギリス兵と出会い、お互い驚きながらも戦闘とならず、そのイギリス兵は去る前ににこっと笑ったという逸話でした。その兵士のおかげで自分は死なずに済んだことを告白し、しかし、その兵士の笑顔に自分は負けてしまったと言うのです。それ以後、自分も笑顔で生きようと思うようになったということ、そして、イギリス発のビートルズにさらにのめり込んでいることを語りました。
 私は朝ドラファンですが、これまで見てきたどのドラマも、かならず戦争に関係するシーンがあります(一部ないのもありますが…)。それは脚本家として必要不可欠な要素であり、現在の日本を振り返る上で忘れてはならない歴史的な出来事だからでしょう。先日の朝日新聞で、小熊英二が「なぜ今でも戦後なのか」という問いに対して、「戦争後が現在の日本建国の出発点であり、建国記念日だからである」という注視すべき視点を示していました。それを考えると、朝ドラに絶対必要な要素は戦争体験だと私も思います。
 戦争体験を大事にする朝ドラは、平和主義のドラマであり、それ故に私は朝ドラファンなのです。
 

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by shin-pukupuku | 2017-07-06 10:04 | 雑感 | Comments(1)
Commented by yksayyys at 2017-07-06 20:59
うちの学校に来るALTが「どうして日本の学校は文化祭で戦争に関する取り組みばかりするのだろうと不思議に思っている」と話しました。戦争の重みが日米でどれほど違うのかがわかる気がしました。アメリカが「勝ち続ける」ことの怖さがあるようにも思えました。朝ドラがこだわる「戦前」「戦中」「戦後」を私たちは大切に考える必要があると思います。朝ドラの人気はやはり「良質」だからだろうと思います。ただ、正直に言いますが40年くらいちゃんと見続けたことはありません。
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