「奇跡の教室」を見て

 闘龍灘さんやあまのじゃく氏に影響を受けて、タイトルのDVDをレンタルしてきました。
 ところが、部屋のレコーダーが壊れてしまったようで、テレビで見ることができず、やむなくパソコンで見ることとなりました。イヤホンをつけようとしたら、今度はそのイヤホンがおかしくなっていたようで、音声はパソコンから流れる小さな音だけとなってしまい、苦労しながら見ることでした。
 ところが、作品は感動的でした。お二人が進めるだけのある優れたものでした。感謝、感謝でした。
 私が考えたのは、自尊心を失いかけていた劣等生の高校生たちがいがみ合う多様な宗教と民族のクラスの中で、最初はやる気もなかったのに、なぜ、次第に熱心にアウシュビッツとユダヤ人虐殺の歴史的事実の学びに真剣に取り組むようになったのかということです。
 歴史と地理の担任の先生の努力はだれも否定しないでしょう。
 しかし、この映画はこの先生が特別なのではなく、どの先生も生徒たちを導くことができるのではないかと問いかけている気がしました。それは、歴史的事実を直視させ、その学びから生きている意味を問い返し、どのように生きていけばよいのかを見つめさせることの大切さです。
 キーとなった場面が2か所ありました。ユダヤ人虐殺の資料館を訪問したことと、強制収容所から生還した生存者の体験談です。特に体験談の話を聞く場面は、生徒たちの心を揺り動かしました。自分自身の生を感じ、当時の虐殺された一人一人の人々の思いを想像し、そしてその人たちのためにも自分自身の今と向き合って自分の生を大事にしながら生きていくことの大切さを学んだのだと思います。
 学びの中で巡り合った虐殺されたユダヤ人の名前を風船に書いて、最後、その風船を弔いながら飛ばしていくシーンは素敵でした。
 日本の歴史教育は、この実践のように自分自身の生きざまにせまる学びになっているのか、それを思いながら映画を見終えることでした。

[PR]
Commented by 闘龍灘 at 2017-07-23 20:55 x
こんばんは。

ここ最近みた映画では「ヒトラーの忘れもの」と「ヒトラーへの285枚の手紙」です。

いずれもナチスと戦争を描いたものですが、心が痛くなるものでした。

授業でもいつか見せたいのですが、しっかりと言論の自由と戦争責任を考えることを学んでからにできればと思います。

時間があればぜひご覧ください。

Commented by shin-pukupuku at 2017-07-24 09:34
ご紹介ありがとうございます。ぜひ見てみたいと思います。メモしないと!
by shin-pukupuku | 2017-07-22 17:30 | 映画 | Comments(2)