何度説明しても…

 昨日から社会科教育論と公民科教育論で模擬授業を始めました。毎回、学生2名。計画では30分間の模擬授業です。授業の後に本人の反省・省察と全員による評価を行い、学生数人からのコメント、そして最後に私からのコメントです。できるだけ良いところを見つけるようにと言っていますが、かならず批判的な意見も入れるように言っています。
 ところが、教育内容を子どもたちに学ばせるための教材の重要性を授業では何度も述べてきたはずなのですが、そのことを忘れてしまっていて、ワークシートと教科書で授業を完成させようとする学生もいます。ワークシートに授業で活用する資料などを準備していれば良いのですが、如何せん、穴埋めだけのものもあります。そのために、説明的な授業になってしまう傾向があります。
 教師と子ども、そして教材は密接な関係にあるのが授業成立の条件なのですが、自分が中高で受けてきた授業の影響でしょうか、教材軽視の傾向があるような気がします。ヴィコツキーについても学んできましので、子どもと子どもとの関係性による学習を重視した授業へのチャレンジは見られますが、まだまだ成功しているとは思えません。
 何と言っても、人前で授業をするという経験が学生にとっては初めてですので、失敗から学ぶということが大切なのかもしれません。理論的にこれまで教えてきたことが、実践になるとなかなか発揮できない学生の姿を見ると、自分が教えてきたことはいったいなんだったんだろうと思ってしまうのが残念です。

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Commented by 佐賀のT中です at 2017-12-07 20:52 x
 授業をしている教師でさえ、なかなか難しいものだと思いながら今でもやっています。ましてや、自分が学生だった頃に学んだことが実際にできていたのかと云うと、これは思い出したくもない程のものでした。最近、大学の先生が私の授業を参観にこられましたが、同じように「学生は自分が受けてきた授業のやり方から離れられない」と云うようなことを言われていました。と同時に、私の授業も「本で読んで持っていたイメージとは、かなり違っていて驚きました」とも言われていました。授業の様子はビデオに撮られていたので、「授業で学生に見せてもいいですか」と訊ねられたので、「どうぞどうぞ」と答えました。「学生には、『いろいろな授業を観に行くように』言ってはいるのですが、なかなかそれができていません」とも言われていて、「大学の先生も大変なんだなぁ」と思った次第でした。
Commented by 闘龍灘 at 2017-12-07 22:04 x
こんばんは。
昨日は附属中で、今日は附属小で研究会でした。

自分がやりたいように教材研究して、自分で授業するのとは勝手違いますよね。

いつも自分だったらこうするのにと思いますが、相手は学生でも現職の先生でも伝わらなさは同じような気がします。

今日は、1限目に中等社会科教育法、4限目に初等社会科教育法で指導案協議をしましたが、目標・展開・評価と授業の流れ、学習課題の設定、資料の提示と一つ一つポイントを説明してもピンときていない学生が多かったように思います。

大学院生も附属中の授業に連れて行って、研究協議にも参加してもらいました。現職の中学校や高校の先生もいるので刺激をうけたようでした。

職業柄、小・中・高とすべての校種の授業をみますが、現場ではなかなか違う校種の授業を見る機会は少ないですよね。最近は小中一貫の関係で以前よりは増えていると思いますが、子どもたちの発達段階と教科のつながりを意識した授業づくりがこれからはもっと必要なのかもしれません。

先日は光州教育大学付属小学校の授業も参観してきました。スマート教室のネット環境はかなりのレベルでした。ネットを使えば海外の教室ともつながりますからそうした視点も必要になるでしょうね。

ポッキーひとつでも社会科の授業はできると思いますが、どう料理するかは板前次第ですよね。
Commented by shin-pukupuku at 2017-12-08 15:56
コメントありがとうございます。授業づくりにおいては、実践後の反省と省察が大事だと言われますが、まずはその姿勢を学生や教師には培っていくことが前提かもしれませんね。学生にとっては、実践経験がほとんどないためになかなか学んだことを実感的に理解することが難しいのかもしれません。教師は、批判を受け止める謙虚な姿勢が何より大切なんだと思います。
by shin-pukupuku | 2017-12-07 09:45 | 教育関係 | Comments(3)

なにやら思いついたことをつれづれなるままにⅡ


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