優れた模擬授業

 模擬授業は、授業者である学生によって随分とその質に差があるようです。
 先日、TH大学のある学生が、宗教と生活について、地理的分野の模擬授業を行いました。
 その質の高さに驚きました。
 この学生は、通常の授業後のリフレクションペーパーにおいても、内容的にかなり私の興味をひくことを書いてくる学生だったのですが、これまでの講義内容を自分なりに昇華して、社会科教育の目標論を頭に入れながら授業づくりをしていたのです。
 私もこれまで現場の先生方の授業を何回も見てきましたが、その中でも特筆できる授業でした。
 最初にプロジェクターで示したのが、一つのアプリでした。そのアプリはイスラム教徒のハラール食に関するもので、一つのネタ教材になりそうなものでした。それで導入は成功。そこから二つの教材を示しました。一つが休日の授業参観に関する裁判内容で、保護者が学校がとった欠席扱いについて訴えたものでした。もう一つは、大学の留学生がムスリムへの理解を求めてハラール食の普及や礼拝所整備の働きかけを行っているという新聞記事でした。それらの教材をもとにして、ワークシートに「どんな問題があるのか」「なぜこのような問題がおこっているのか」などの項目を取り上げて、4人グループで話し合いながら学び合い、自分やグループの意見を発表して交流していくというものでした。最終的には宗教と生活のかかわりについて、それぞれの宗教の特性を認識し、多文化共生について学び合えるものになっていました。
 驚きましたね。大学3年生でもこれだけの授業ができるわけです。たしかにこの学生についてはすごいなあと思うことも多いのですが、現場の先生方の工夫や努力不足を逆に感じてしまうことでした。
 私自身も大いに学び考えさせられる意義深い時間となりましたね。

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by shin-pukupuku | 2018-01-12 17:18 | 教育関係 | Comments(0)

なにやら思いついたことをつれづれなるままにⅡ


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