2017年 05月 16日 ( 1 )

「追憶」を見て

「鉄道員(ぽっぽや)」「あ・うん」などの作品で有名な監督・降旗康男と撮影・木村大作がタッグを組んだ作品で、岡田准一主演の作品でした。
 見ての第一印象は、まるで松本清張の作品を映画化したようだというものでした。児童養護施設、殺人、約束、再会ーなどのキーワードがこの映画では上げられますが、それらは松本清張の小説のなかでは何度となく出てきたものではなかったかなあと思うことでした。まあ、そのために全体的にトーンが暗いのですが、最後のクライマックスに向けて映画構成は練られていたような気がしました。「あなたの大事にしてきたものは…」という呼びかけは、自分だけのためではなく、人のために生きていくことのすばらしさを教えてくれていたようでした。そして、本当の親子とは何かを考えさせるものでもあったような気がしました。人は過去を思い、過去に悔やみながら今を生きているということなのかもしれません。そのために何ができるのか、それをこの映画は語りかけていたような気がしました。
 全般的には、それほどすごい作品という感じはしませんでした。平凡な作品のような印象を持ちました。最後のクライマックスでは、涙を流す人とそのまま映画館を出て行く人の二つに分かれていましたが、泣いている人は過去になんらかの傷を抱えているのかもしれません。 


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by shin-pukupuku | 2017-05-16 09:18 | 映画 | Comments(0)