2017年 07月 31日 ( 1 )

8月号

 『歴史地理教育』8月号を興味深く読みました。 もっとも目に留まったのは、「佐原で学ぶ伊能忠敬の授業」でした。どうしても私は実践に目がいくんです。 この実践は授業者である安井和子氏が定年の年に取り組んでいる実践のようですが、子どもたちが次第に地域の歴史に興味関心を持っていく様子がよく書かれています。 その大きな要因となったのが、伊能忠敬が作成した「大図」を体育館に拡げて現在に残る地名と重ねてみたことでしょう。子どもたちは実際の地図を見ることで、伊能忠敬のすごさと作成についての疑問を持っていく様子がよくわかります。実物教材の魅力が子どもたちに知的刺激を与えたようです。この大図によって一挙に子どもたちの興味関心は高まっていったのでしょう。訪問した記念館の職員から「こんなに熱心に学んでいる学校はめずらしい」という言葉は、子どもたちの学ぶ意欲の状況を示すものだと思います。 安井和子氏は、当初から大図を利用する計画はしていなかったようです。記念館の人に勧められて実践に取り入れたようですが、ここには記念館の「人との出会い」がキーポイントになっていると思います。実践を豊かにしてくれる大きな要素の一つに、人との出会いがあることは言うまでもありません。
[PR]
by shin-pukupuku | 2017-07-31 09:11 | | Comments(0)