<   2006年 02月 ( 15 )   > この月の画像一覧

スピルバーグ監督「ミュンヘン」を観ました。

 スピルバーグ監督の「ミュンヘン」を観ました。

 1972年のミュンヘンオリンピックの時のアラブ人によるイスラエル選手

を殺害した事件のその後の話です。イスラエルはその復讐のために,殺害

計画をたて,ミュンヘン事件関係者11人中9人を殺害したのだそうです。

 この映画は,その殺害のために送り込まれたユダヤ人の苦悩を描いた

作品でした。

 そういえば,私が10歳の時の事件です。ぼんやりと覚えています。オリンピックなのに

大変な事件がおきたという記憶があります。

 「シンドラーのリスト」の流れをひく作品です。私には,主人公が街角にあるキッチンの

ショーウィンドウを眺めるシーンが印象的でした。映画全般に台所と料理のシーンがさしこ

まれています。最後も,ニューヨークで待っていた妻が「台所が広すぎて・・」というセリフが

あります。私には,国家民族のためのテロと家族愛の象徴である台所が対比して目に映り

ました。テロの無意味さに疲れた主人公は,台所のショーウィンドウを眺めることで,家族の

愛情にいやされようとするのです。

 スピルバーグはユダヤ人なので,イスラエル擁護が映画の基調にありますが,しかし,

国家のために家族愛を奪うことが許されるのかということを伝えているような気がしました。

 家族の場面を幾度も出して,対比させていたのだと思います。

 情報を流してくれた組織も,台所で料理をつくり,家族で食事するというシーンがありま

した。奥の深い作品だと思います。
[PR]
by shin-pukupuku | 2006-02-27 23:12 | 映画 | Comments(1)

オペラ「コジ・ファン・トッティ」を観る

 昨夕は,県文化センターで上演された鹿児島県オペラ協会の
オペラ「コジ・ファン・トッティ」を家族で観ました。
 第一印象は,「さすがモーツアルト!」のひと言につきます。
250年経っても観衆をひきつける普遍的な芸術美を,モーツアルトは
生み出したのだと感じました。
 とっても,おもしろいでした。
 
 ストーリーは,「コジ・ファン・トッティ」の意味が「女はみんなこうするものなの
だから」というもので,浮気心の女性の気持ちをうたったものです。
 戦場にいくと兵士二人が,フィアンセと別れをして,出かけていきます。
 実は,それはウソで,その兵士二人は,フィアンセが浮気をするかどうか
ある男とかけをしてフィアンセをだまします。そして異国人の男二人に変装
して,そのフィアンセ姉妹に求愛するのです。
 最初は貞節を守る姉妹ですが,二日もするとやがてその求愛に応じてしまう
という話です。

 鹿児島県出身の声楽家が,それぞれの役になって唄いましたが,おおやるなあと
いう印象を持ちました。ただ,歌手が何人か出てきますが,それだけに比較されてし
まうということで,うまい人と今ひとつの人の差がはっきりしました。

 今度は,ぜひ,うたう人が一流のオペラを観てみたいものです。本場のイタリアとか
いくときっと楽しいのでしょうね。
 7月に鹿児島で上演されるということなので,時間があったら見に行きたいと思いました。
 モーツアルトは最高ですね。
[PR]
by shin-pukupuku | 2006-02-26 19:24 | 映画 | Comments(3)

吉田孝著「歴史のなかの天皇」

 天皇制が明治以後の近代国家形成において,天皇主権のなのもとにいかに
つくられてきたのかを学ぶことができた。古代から一貫した性格のものではなく,
時代時代によって変化してきたものだと考えさせられた。
 また,東アジアの王権との関係が影響していたことも新たなる視点であった。
 考えてみれば,日本のように天皇がそれなりに続いてきたという歴史は,中国や
朝鮮半島では考えられないことである。それゆえに,「万世一系の天皇」という文言が
強調されるのだが,その性格は一系ではなく,時代に翻弄されてきたということであろう。

 そして,現在の皇室後継ぎ問題も,女系を認めるかどうかという皇室のお家状況に
翻弄されている。
 時代は変わるのだから,後継ぎ問題をきっかけに,「象徴天皇」もそろそろ引退すべき
ころかもしれない。雅子さんの問題は,そのことを問いかけているのだと思う。
 でも,こんなことを書いているマスコミはみかけないなあ。戦前であれば,不敬罪
で監獄行きかな?
[PR]
by shin-pukupuku | 2006-02-25 12:07 | | Comments(2)

花粉症

 スギ花粉の時期になりました。
 本日は,朝から体調不良。目はかゆいし,鼻は出るし,咳は出るし・・。
 どことなくあらゆる行動が億劫になります。
 こんな状況の時は,耳鼻科に走って,薬をのむとすぐに症状はおさまる
のですが,なかなか休めません。
 しかも,こんな時にかぎって,担任は1日お休みです。ついでに学活まで
副担任の私にお任せモードでした。
 鼻はずるずる。ボーとしながら,鼻と頭のあたりが重いのをこらえての一日でした。

 そういえば,昨日の保健衛生委員会で心療内科のカウンセラーの話を職員全員で
聞いたのですが,休むことの大切さを話していました。「うつ」は精神的な風邪のような
症状で,だれでもすぐに多くの人がかかってしまうものなのだそうです。
 忙しくしたり,散歩したり,気分転換と称してのみにいったりするのではなくて,ひたすら
休むことが大切だと話していました。
 私はストレス解消を映画鑑賞でやっているのですが,なにかと忙しく立ちまわっている方なので,ゆっくり休むようにしようと思いました。でも,なんだかんだと動いてしまうんですよね。
[PR]
by shin-pukupuku | 2006-02-23 22:16 | 雑感 | Comments(2)

アンソニー・スオフォード著「ジャーヘッド」

 先日,「ジャーヘッド」の映画の影響で,この本を読んでしまいました。
この映画が,反戦映画なのかを原作に戻って確かめてみたかったのです。

 サムメンデス監督は,この本から映画をつくったのですが,見事に自分なりに
かみくだいて,この作品をつくったのだと感じました。
 この本では,副題に「アメリカ海兵隊員の告白」とありますが,まさしく,海兵隊
に所属している若者の心情を見事に表現していると思います。体験者ゆえに,海兵隊
の真実の姿を表現することができたのだと思います。

 アメリカ海兵隊員は,沖縄で女性への性的暴力などさまざまな犯罪事件を起こして
いますが,この本を読むと,そういうことをしでかす海兵隊員の人間欲にさらされて生を
感じている状況がよくわかりました。そして,何よりも戦争という状況に命をさらされる海
兵隊員の心境も感じました。

 ただ,けっして政治へ不満や批判が向いていかないことが,残念でした。

 この本は,海兵隊を擁護しながらも,基本的には戦争批判なのだということを考え
させられたものでした。
[PR]
by shin-pukupuku | 2006-02-22 22:32 | | Comments(1)

気分がお疲れモード

 どうも調子が出ません。
 気分がどことなくブルーです。
 杉花粉症の影響なのかなあ。ついに,きのうは,授業もなかったので年休をとって
映画を見に行きました。
 こういうブルーな気分の時は,気分転換がいちばんです。頑張りすぎはいけません。
ときどきは,ハッスルハッスルで精神的に元気を出させないと・・と思っています。
 
 そこで,「オリバーツイスト」を見ました。戦場のビアにストで有名になったロマンポランスキー
監督の作品なので,とっても期待していました。

 しかし,私の目には,この映画のすばらしさがそれほど飛び込んできませんでした。
ただ,貧富の差が大きい格差社会の状況が,印象的でした。ツイストは,孤児ですが,
泥棒集団に大事にされ,次には冨ある人の世話になり,また泥棒集団に舞戻され,
最後は冨ある人に再度ひきとられるというストーリーでした。
 人間の人生はこのように天から地に変わりうるものなのでしょう。

 映画を見終わると,元気の出てきた自分に気づきました。
[PR]
by shin-pukupuku | 2006-02-21 22:43 | 映画 | Comments(2)

役職をお願いするが・・

 昨日も,飲んでいました。

アミュプラザの「いち にい さん」という「かごしま黒牛・黒豚」で有名なお店です。

私たちは,黒豚のしゃぶしゃぶを食べました。

なかなかの味わいで,しかも景色もよく,いい気分で時間を過ごしました。

 飲み方のねらいは,ひとつでした。

 県中学校社会科教育研究会の来年度の会長内諾を手にすることです。

 事前に3役で打ち合わせをし,飲み方で決定しようというのがこちらの戦略でしたが,

見事に外れました。断られてしまいました。

 家庭的な事情から断られてしまいましたが,予想外でした。

 その予想外の展開に,私はたじたじでした。


 今は,頭を抱えています。とても大事な人事ゆえに,予想だにしなかった結果と

なりました。飲み方で大きな気分で誘えば・・・という甘い考えがいけなかったようです。

 このままでは,大変な状況になりそうです。

 再チャレンジにかけますが,もしうまくいかないことになれば,この組織は,大きな

ターニングポイントを迎えることになります。組織の質が変わっていくことでしょう。

 とてもショッキングな晩になりました。f0048182_22292926.jpg
[PR]
by shin-pukupuku | 2006-02-19 22:30 | 雑感 | Comments(2)

別の側面

 昨日は,学年の同僚との飲み方でした。

 加治木駅前のお店でしたが,なかなか雰囲気のいいところでした。

 ビールを多いに飲みながら,同僚と語り合いましたが,普段の職場で

みるある同僚と話をしているうちに,別の側面を知ってびっくりでした。

 その同僚は,鹿児島市内に出てくるたびに,献血を欠かさずしている

のだそうです。そして,その回数が900回を越えているとのこと。

 いやあ~,ただただ,驚きでした。

 献血に行くと,パンとジュースが飲めるし,駐車場代も1時間無料になると

言いながら,笑っていました。

 最近は,顔も覚えられているようで,自分の娘にも声かけをしてくると言って

いました。

 さらに,骨髄バンクにも登録しているとのこと。本田美奈子の死を嘆いていまし

た。

 人間っておもしろいですよね。いろんな側面を持っていて・・。

 別の同僚は,さかんに自分の中学校時代の悪さについて語っていました。

「不良」少年が教師になっている場合もあるわけで,だいたいそういう同僚は,

生徒指導がうまいですね。

 いろんな側面を知って,仲間の輪が強くなったような晩でしたよ。
[PR]
by shin-pukupuku | 2006-02-18 12:04 | 雑感 | Comments(3)

「ジャーヘッド」を観て

 サム・メンデス監督,ジェイク・ギレンホール主演「ジャーヘッド」を観ました。

 1991年の湾岸戦争に従軍したアメリカ海兵隊の兵士たちの話です。

 主人公の部隊は,湾岸戦争が始まって,サウジアラビアに駐屯します。イラクとの

攻撃は始まらず,駐屯地で175日も待たされるわけです。

 「一度も撃たなかった4日と4時間と1分 それが僕の戦争だった」というセリフにあるように

主人公は,戦争中,1発も撃つことなく戦争は終わってしまいます。

 待たされる中,海兵隊の若者が考えることは,主人公のナレーションに示されている。

「海兵隊の退屈や孤独を忘れる方法はーマスを掻きー不倫妻や彼女の手紙を読むー
銃の掃除ーまたマス掻きーテープ巻き戻しー宗教や人生についての論議ー今まで寝
た女を詳しく話し合うー例えばキューバ娘とメキシコ女の違いーハーレーとホンダー
右手と左手のマス掻きの違いーまた銃の掃除ーメールオーダーの花嫁調べーマス
掻きー帰国最初の食事を想いー恥知らずの壁ーどこかで浮気している彼女を想うー
裏通りかーホテルのベッドで・・」

 海兵隊の戦場での心境姿が見事に表されている。

 この映画には戦闘シーンはほとんどでないし,映像も兵士の視線からしか描かれてい

ない。徹底した戦場で待機する海兵隊の姿にこだわっている。戦場での姿は,戦争映画

に出てくるようなものではなく,実際はこんなものなのだということを伝えてくれていると

想った。

 「アメリカン・ビューティー」の作品でも,見事に心情描写に成功していたが,この作品でも

成功していると思う。これは,反戦映画なんだと思う。そして,今までとは違う描き方の

反戦映画なのだ。戦闘シーンをはさんでいる映画は,たとえ反戦映画であったとしても

この作品の中で見られるように,「ディア・ハンター」でさえ,戦意高揚に利用されるのだ。

 この映画は,それを許さない。

 けっしておもしろい映画ではないが,考えさせられる作品だと思う。
[PR]
by shin-pukupuku | 2006-02-16 22:13 | 映画 | Comments(4)

「ずっこけ中年三人組」を読む

 那須正幹著「ずっこけ中年三人組」を読みました。
 「ズッコケ三人組も28年を経て,不惑の年を迎えた」という
文章に,目がとまってさっそく購入しました。
 「ハチベエ,ハカセ,モーちゃん」が,その三人組ですが,
ハカセにいたっては,中学校の社会科教師になっている
わけです。しかも,さえない社会科教師で,夏休みには
研修送りという設定。どことなく身につまされる思いで,作品を
読みました。

 ストーリーそのものは,まあこんなもんかというもので,とりたてて
書き記すものではありませんでした。
 ただ,40歳という年齢になっても小学校の時のロマンを忘れていない
ところに興味を惹かれましたね。

 頭を使わず,ストレスを解消するための読書としては,最高の本だと
思います。
[PR]
by shin-pukupuku | 2006-02-15 22:00 | | Comments(1)