<   2007年 01月 ( 17 )   > この月の画像一覧

「中国残留孤児」東京地裁判決に怒り

 昨日の東京地裁の判決には怒りさえ覚えました。神戸地裁の判決が良心的なもので,残留孤児としてつらい人生を歩んできた人々を救うものであったので,今回も期待していました。

 ところが,まったく逆の判決です。安倍首相も,小泉首相がハンセン病訴訟で熊本地裁の判決を受け入れ,控訴しなかったのを真似て,それなりの準備をしていたようですが,それにもかかわらず,政府の全面勝利となりました。

 私は鹿児島地裁に提訴している中国残留孤児の裁判に少しばかりのカンパをしましたが,1人1人の体験談を聞いて,これは無視できないと思ったのです。今朝の南日本新聞にも両親を殺害され,両親の遺体の前で泣いていた自分を中国人が育ててくれた。しかし,日本人に対する差別もあり,凍った糞を口に入れられたーという内容の記事が書かれていました。

 政府の政策によってひとりの平和で豊かに生きる人生を奪われてしまったわけです。そして,日本に帰化しても,政府の対応は不十分だったと思います。言葉の問題,教育の問題などフォローすべきことは多々あったのです。

 そのような人たちの人生を,ただついていなかったと断罪した判決だったと思います。

 私は裁判官の良心を疑いました。
[PR]
by shin-pukupuku | 2007-01-31 20:12 | 雑感 | Comments(0)

「愛の流刑地」を見ました

 原作は渡辺淳一の作品です。主演は豊川悦司と寺島しのぶ。監督は鶴橋康夫です。

 R-15指定ということで,性描写の多い作品になっていますが,純文学の作品だと私は思いました。愛とは何なのかを追求している作品だと思います。大人の愛といえばたしかにそうですが,愛することのすばらしさをこの作品はわたしたちにあらためて教えてくれていると思います。「愛は法では裁けない」というセリフがありますが,愛の重さをこの言葉は教えてくれていると思います。

 富司純子の演技がとても光っていたと思います。フラガールでもそうでしたが,彼女の演技は見る人に訴えるすごさがあると思います。私も彼女の演技に心が揺れました。寺島しのぶは個人的にあまり好きではありませんが,肩の白さがとても印象的でした。

 愛の流刑地というタイトルがついていますが,よくわかりました。殺してもらうことで,主人公は罪を背負い,それから刑を受けている間は自分のものにできるわけです。いっしょにいられるということなんでしょう。

 豊川と寺島は「素敵な恋をしたいね」と共演者として語っていたそうですが,なるほどと感じる映画でした。
[PR]
by shin-pukupuku | 2007-01-30 21:25 | 映画 | Comments(0)

河野義行さんの講演

 鹿児島大学の稲森会館で鹿児島大学法文学部の公開討論会があり,松本サリン事件の報道被害者である河野義行さんの講演がありました。タイトルは「メディアは私たちを守れるでしょうか?」というもの。参加者が多くて,人が外にあふれていました。

 昔,「日本の黒い夏」という映画がありましたが,その作品はまさしく河野義行さんがどのようにして警察とマスコミによって犯罪被害者に追い込まれていったのかを克明に描いたものでした。
 私は,この作品を選択社会科で扱って3年になるので,河野さんの証言がその映画の映像と重なってきました。この映画は河野さんの証言を忠実に再現したものであることも講演を聴いてわかりました。

 マスコミは警察のリークに動かされ,犯人を河野さんに特定して検証もせずに報道していったのです。河野さんの妻は今でも意識は戻らず寝たきりの状態ですが,妻の重体という事実を考えてみただけでも,河野さんが自ら有毒物質をまいたのではないかということに疑問の声がわき上がってくるはずです。それなのに,世論も河野さんが犯人ではないかとマスコミを通して疑ってしまったのです。

 マスコミによる報道被害は大きなものがあります。私はむしろ犯罪報道は匿名で良いのではないかと思っています。ただし,権力を握っている人との線は引く必要はあると思いますが・・。
被害者はもちろんのこと犯人も匿名でいいと思っているのです。特に軽微な犯罪については・・。歯科医の息子が妹を殺害した事件がありましたが,週刊誌のタイトル(たとえば「近親相姦?」を見れば分かるように,被害者も加害者も報道で大きな人権侵害を受けていると思うのは私だけでしょうか?
[PR]
by shin-pukupuku | 2007-01-28 21:17 | 雑感 | Comments(3)

「世界2月号」を手に入れました。

 いろんな書店で探していたのですが,なかなか見つからなくて,やっとブックジャングルで手にすることができました。WEB放送さんのブログを読んで,ぜひ購入したいと思っていましたので,うれしいでした。ついでに「前夜」も買いましたが,あまのじゃくさんが,プレゼントしますというブログを読んだのは次の日でした。残念。

 さっそく「世界2月号~教師は何に追いつめられているか」を読み始めました。まだ途中ですが,印象に残った論文は,佐久間亜紀「なぜ,いま教員免許更新制なのか」というものでした。先日読んだ「欲ばり過ぎるニッポンの教育」の著者,苅谷剛彦が日本の教育制度を世界との比較で論じていましたが,その論を,この論文で確認することができました。教育学者は,現在の日本の教員の質の高さについては肯定的なんですね。定数などもっとも環境が悪い状況にもかかわらず,すぐれた実績を出しているということに安心しました。

 しかし,政治とマスコミによって教育問題がクローズアップし,教員パッシングの声が高まってきている。不適格教員の問題はすでに制度として現状で確立しているにもかかわず,今度は免許更新を新たに打ち出すことで国民へのアピールを政治家は図ろうとしているのでしょう。

 免許制度で資質を問題にして更新するものは他にはないという指摘に溜飲が下がる思いがしました。そういえば,自動車免許の更新で「危険運転をするような性格か」などで免許が取り消されたりはしないですよね。

 しかし,教員免許ではそういうことを行おうとしている。世界でも免許更新制度を取り入れているのは,アメリカだけなんだそうです。そのアメリカは教員確保のために苦労をしており,州によっては,学士でもない人が多数教員として採用せざるをえない状況があるんだそうです。

 ぜひ,マスコミ各社は,このような現状を報道してほしいものです。
[PR]
by shin-pukupuku | 2007-01-21 06:43 | | Comments(0)

「国家の品格」(新潮新書)はひらめきから書いたのでは・・。

 「今年度新書NO.1」「日本人に品格を問い220万部突破」という赤い帯が巻かれています。歴史教育者協議会のメーリングリストで,「この本を批判的に読み,問題点をあげていく必要がある。」という投稿があったので,読んでみました。

 著者は,藤原正彦というお茶の水女子大学理学部の教授ですが,数学者なんですね。「論理の限界を知る」ことの大切さを述べ,日本的伝統の武士道精神の復興が国家の品格を高めていくことを書いています。

 ひと言で言えば,戦後民主主義の否定です。しかし,アメリカやイギリスでの留学経験から日本の武士道を見直していますので,なるほどと感じる部分がかなりあり,説得力も感じます。

 しかし,私の読んだ印象は,この著者は数学的特有のひらめきからこの本を書いていると思いました。たとえば,世界的に著名な数学者の出身地は「文学や芸能を大事にしているところである」ということを述べていますが,そのことを証明はしていません。出身地を訪問して,共通しているところだという自分なりの感覚で論を進めています。

 やはり数学者のひらめきだと思いましたね。哲学者や社会学者が書いていれば,説得力がありますが,数学者ではねえ・・・?民衆は簡単にのみこまれていくことの証明が,220万部に重なっているんだと思います。ファシズムの危機を感じてしまうのは,私だけでしょうか。
[PR]
by shin-pukupuku | 2007-01-14 07:44 | | Comments(0)

『社会科教育』2月号を見て下さい。

 最近発行された『社会科教育2月号』(明治図書)をご覧下さい。私の原稿が掲載されています。たった1枚ではありますが・・。

 原稿のテーマは,「鹿児島の実像に迫る新発見・新情報」でした。

 そこで,鹿児島県人は知っているのだけど,県外向けに「焼酎は芋だけでないぞ,黒糖もあるんだぞ」「黒糖は薩摩藩による収奪の歴史があるんだぞ」「黒糖焼酎は戦後生まれで,奄美の復帰と関係しているんだぞ」ということを書きました。

 ぜひ,ご覧下さい。今は,『学校マネジメント』(管理職が読む?)の依頼原稿を作成中です。依頼テーマは「いじめの教材化」です。私の修論そのものですので,「津久井町いじめ自殺事件の裁判」を例にして原稿を仕上げるつもりです。こちらも発行されたら読んで下さい。4月号だと思います。
[PR]
by shin-pukupuku | 2007-01-14 07:27 | | Comments(1)

がっかりメガネ

 メガネを代えたのですが,ほとんどだれも代えたことに気づいてくれませんでした。同じ学年部の同僚で,「先生,メガネ変えたんですか?」と聞いてくれる人はだれもいませんでした。

 さびしいでしたねえ。期待しているのに,だれも声をかけて来ないというのも・・。

 以前のメガネとほとんど変わっていないメガネなのかなあ?なんて思いますが,鏡を見るとずいぶん変わっていると思うんですけどね。
[PR]
by shin-pukupuku | 2007-01-09 22:37 | 雑感 | Comments(0)

きれいでしたね,朝日

 今朝,10号線を走りながら,右手の錦江湾を眺めていました。日ノ出になると桜島の西の方から太陽が顔を出してくれました。

 きょうはいつもと違って,雲がきれいでしたね。夕暮れのような日ノ出の雲でした。あまりの美しさに幸福感を感じました。このまま海に落ちて死んでもいいかなと思うような美しさでした。

 携帯のカメラで写して紹介しようと思いましたが,時間が間に合いませんでした。今朝の美しさは見た人はみんなわかると思います。
[PR]
by shin-pukupuku | 2007-01-09 22:33 | 雑感 | Comments(1)

珍萬

 家族でよく行く中華料理店があります。名前を「珍萬」といいます。鹿児島西高校前のお店です。昨日の夜は,1ヶ月ぶりに「珍萬」で食べました。

 小5の娘がとくにここを気に入っています。ここの中華風のラーメンが大好きなんです。「食事に行こう!」と言うとかならず「珍萬がいい」と言います。

 MBCのラーメン特集でも報道されたところです。天津ラーメンというオリジナルのラーメンが紹介されましたよ。天津丼のようにご飯ではなくて,ラーメンがあるというものです。1000円もしますが,1回だけ食べました。味は好みによるのかなと思いました。

 家族が好きなのは,「黒酢ラーメン」です。735円。中華風のラーメンに黒酢が入って味付けされているというものです。これを食べると黒酢によるのか,生き返ったような元気の出るスッキリ味のラーメンです。

 昨日は私だけ中華風パリパリ固めんを食べました。酢をつけてたべると絶品でした。このお店はリピーターになれるとわが家族は見ています。みなさんもどうですか。
[PR]
by shin-pukupuku | 2007-01-08 08:02 | 雑感 | Comments(3)

「エラゴン 意志を継ぐもの」を見ました

 この映画はおもしろかったですね~。
 ストーリーや映像など,見ている人を飽きさせないと思いました。

 ファンタジーとアドベンチャーものを取り混ぜたアミューズメント作品に仕上がっていると思います。路線としては,スターウォーズやロードオブザリングの系統だと思いますが,登場人物が複雑でなく,ストーリー展開も起承転結に仕上がっていて,頭を空にして楽しめると思いますよ。
 小学生も大人も楽しめるので,家族で見に行くには,ベターだと思います。作品のオリジナルは子どもが書いたということのようですが,子どもが描く純粋な幻想世界が,見る人の心をとらえたのでしょう。エラゴンという空飛ぶドラゴンのような怪獣がまたおもしろいと思いました。
 
 空を自由に飛びたら・・・という小さいときの夢を思い出しました。
[PR]
by shin-pukupuku | 2007-01-08 07:51 | 映画 | Comments(0)