この数日に行う予定の判決書を見直しています。神奈川県中学校いじめ自殺事件を教材に利用するのですが、どうしようかと悩んでいます。Um先生がまとめられた「判決書教材を活用した市民性育成教育を担う学校づくり」に掲載されている判決書をそのままコピーして利用しようかなと思ったのですが、どうも長すぎる気がします。中野富士見中事件よりもページにして3枚ほど長いので、そのままでは無理のような気がします。そこで、改めて短くしたですが、当初は1時間で授業を終わらせる短縮形を考えていました。ところが、あまりにもカットしすぎて、この事件で命を削られた被害者の無念さが消えたような気がしました。そこで、再度、カットしたところを見直しているところです。
 この事件はいじめ自殺について学校教師の責任を認めた画期的な判決なのですが、被害者の問題も事実に即して書かれてあるので、生徒たちは被害者の問題性を意識する可能性が高いです。授業に当たってアンケートをとりましたが、「いじめは加害者のほかにどのような人に責任があると思いますか」という問いに、生徒たちの4分の1は「被害者に問題がある」と答えています。この問題が授業ではクローズアップしてきそうです。ともかく早くまとめあげて、授業実践をしたいと思っています。

 本日のサッカー大会、ベスト4をかけた試合は、H中に1-0で負けました。あと1分でPK戦かというところで1点を決められ、終了となりました。生徒たちはよくがんばりましたが、宮崎に行けなかったので、きょうは勝利してほしかったというのが本音のところです。
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by shin-pukupuku | 2008-10-26 20:49 | 教育関係 | Comments(1)

お疲れモード

 今週はお疲れモードです。生徒指導に時間をとられ、文化祭の練習に時間をとられ、授業時数の多さに疲れております。文化祭練習が入ると、総合の時間がすべて関わってきますし、道徳学活まで文化祭の練習になったりするので、空き時間がほとんどないという1週間でした。先週のサッカーの大会疲れもあって、よく今週を乗り切っているなあという状況です。ちなみに本日は6時より県社研の会でありました。時間との戦いを毎日しているのば自分です。だから、会議がおしゃべりになるとすごく疲れます。いらいらします。もっとゆっくりじっくり自分自身を構えることができるといいのですが・・。
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by shin-pukupuku | 2008-10-23 22:50 | 教育関係 | Comments(0)

ワークシート

 私は社会科の授業で、ワークシートをあまり作成しません。歴史の授業で準備するのは、教科書に準拠した安井俊夫風のプリント問題です。授業の流れに沿ったものではありません。
 先日、あまのじゃくさんのワークシートを見て、それまではそれほど関心はなかったのですが、ふと試しに地理の授業で作成してみました。
 授業で活用してみると、これが、なかなかいいですね。授業の流れに沿って発問にあわせながら作成していくのですが、短い時間で教科書の内容を理解させ得る可能性を秘めていますね。ただ、私は慣れないものですから、どうしてもワークシートの中身がもりだくさんになってしまっていますが、これを活用すると中心発問が明確になってくるし、なによりも授業が早く進みますね。それに板書の量が極端に減って、ノートをとろうとしない生徒もワークシートには取り組むような印象を持っています。しかし、生徒たちの顔は下を向いてしまう場面が多くなりますね。これを黒板に向かわせる指示が大事になってくると思いました。
 当分の間は、このワークシートづくりを楽しみたいと思います。そうそうその前に社会科で2~3時間、「いじめの授業」を行う予定です。今回は神奈川県中学校いじめ自殺事件の判決文をかなり凝縮したものにして、短時間に「物理的いじめ」を重点に行おうと思っています。
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by shin-pukupuku | 2008-10-19 19:02 | 教育関係 | Comments(0)

二人だけの分科会

 支部教研でした。昨日は夜遅くまで印刷し、レポート報告を楽しみにしていました。ところが、会場の教室に入るとだれもいませんでした。25分ぐらい経って、会場校のI先生が駐車場の係りから解放されて、やっと姿を見せてくれました。
 たった二人だけの分科会でした。
 しかし、話ははずみました。I先生の語り口はかなり流暢です。前任校での構成劇を中心とした総合的な学習について語ってくれました。それは学年全体で取り組む構成劇です。劇のテーマは郷土の歴史を学ぶというもので、H中のU先生を中心にしてシナリオが作られます。そのシナリオにあわせて、映像班、大道具小道具班、合唱班、踊り班、資料・展示班、背景モザイク班に分かれて取り組まれたようです。
 私にとっては学年全体が「構成劇」を中心にして取り組まれている点が参考になりました。私の勤務校では、「テーマ」を中心にして取り組まれるので、構成劇は一つのパーツになっていて、構成劇を担当する教師も4人しかいません。そのために、負担がかなり私にかかっており、背景・映像・音響・郡読・合唱まで目を通さないといけないような状況なのです。学年職員全体で構成劇に取り組むので、職員間のコミュニケーションの機会も必然多くなり、仲間づくりも成功しているという話に感激することでした。

 たった二人だけでしたが、私にとっては意義ある分科会となりました。しかし私の「判決書を活用した水俣病の授業」レポートづくりの苦労は参加者が少ないために報われなかったような気がしました。

 当然、県教研では司会兼報告者になりましたが、二日間連続参加は部活動の大会参加のためにきびしいのが現状です。しかし、なんとか時間をやりくりしてできるだけ参加できるようにしたいと思っています。
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by shin-pukupuku | 2008-10-18 21:36 | 教育関係 | Comments(1)

容疑者Xの献身

 先日見てきました。福山雅治主演の作品です。ベストセラーの作品だけあって、ストーリーは観客を飽きさせなくて最後まで展開が読めない作品に仕上がっていました。容疑者役の堤真一の演技力がこの映画を支えていたと思います。福山はやはりもともとはミュージシャンですので、表情不足という印象を持ちましたね。
 二時間を楽しめたという印象を持ちました。この映画の続編がひょっとしたらできるかもしれないとふと思いました。作風が漫画のコナンに似ていたような気がしましたね。
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by shin-pukupuku | 2008-10-14 21:09 | 映画 | Comments(0)

おくりびと

  「峰岸徹さん死去に『おくりびと』の滝田洋二郎監督、本木雅弘沈痛」というニュースが目に飛び込んできた。実は昨日、映画「おくりびと」を見ました。最後のシーンが本木の父親役である峰岸徹さんの納棺の場面でした。それがその日のうちに映画と同じようなシーンになるとは驚きでした。
 この映画は口コミがかなりいいですが、実際見てみますと、本年度最高作品と読んでもいいぐらいに仕上がっていると思います。おくりびとという職業に対する差別の問題も出てきますし、「けがらわしい」とさけぶ妻役の広末涼子の言葉は、ケガレ意識の問題が提起されています。
 しかし、夫の社会に貢献する姿に妻はやがて理解するようになっていきます。最後は「私の夫は納棺師なんです」と言いますが、この台詞が圧巻だったと思います。そして肉類をおいしそうに口に運ぶシーンを強調していますが、私たちは生きとし生けるものの命をいただいているんだというメッセージが伝わってきました。山崎努の演技力には脱帽でした。しかし、広末の演技力は不足気味で、ミスキャストだったと思います。
 観客はあふれんばかりでした。年配の夫婦が多いようでした。この状況が今年一番の作品だという証明になるのではないでしょうか。
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by shin-pukupuku | 2008-10-13 22:33 | 映画 | Comments(0)

琉球民族

 昨日の県社研研究委員会で「アイヌ民族は先住民族として認められているが、琉球民族はどうなっているのか。琉球王国という歴史があり、文化が違うが・・・」という疑問が参加者の話題となりました。いつもはN氏がこういう場合のご意見番なのですが、不参加でしたので、だれもわからず、疑問で・・ということになりました。
 そこで、ウィキペディアで調べてみました。

「日本と琉球がその起源を同じくする、同一民族の支族であるとする考えを日琉同祖論という。琉球民族論にとっては対論と看做せる論であり、沖縄県における日本復帰運動では思想の根幹となった。歴史的には、琉球民族論よりもはるかに古く、すでに17世紀、摂政・羽地朝秀によって『中山世鑑』においてこの説は展開された。明治以降も沖縄の文化人らの間で展開された論である。伊波普猷の沖縄学もその流れにある。

そもそも琉球の異国化は、薩摩藩によって強制された側面が大きかったことが、近年の研究では指摘されている。中国との貿易利権の搾取を狙って琉球へ侵攻した薩摩藩はその後も琉球が進貢貿易を継続するために、琉球から徹底的に「大和めきたる(日本風な)」ものを排除して、薩摩支配を隠蔽する必要があった。」

 以上のような説明になっていましたが、これについてはウィキペディアでは、疑義が出されている(注意!)となっていました。

 研究委員会の論議としては脱線していましたが、学習としては意味ある論議だったと私は思いました。
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by shin-pukupuku | 2008-10-12 06:34 | 教育関係 | Comments(1)

 今話題のベストセラーになっている姜尚中の本です。タイトルに惹かれるのでしょうか、この社会には「悩む人」が多いということだと思います。この本を読むと悩むことを肯定的にとらえていると思いました。いや、さらに悩むことが人間には必要だと述べています。「青春は年齢ではない」というところでは、漱石とウェーバーを「青春の蹉跌」みたいなものを繰り返していたと述べ、「彼らは青春的に老成していたと言えるのではないか」と記しています。
 表層的に老成化するのは当たり前のことですが、「青春的に老成化」することに私も憧れます。いつまでも青春の要素を持ち、香りを持っていたいと思います。そういえば、身近な人で素敵だなと思うのは、青春的に老成化している人たちですね。
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by shin-pukupuku | 2008-10-11 06:23 | | Comments(0)

いじめ判決

 今、自宅に帰ってから、判例時報に2003年以後掲載された「いじめ判決文」を読んでいます。判決文というのはまさしく人間ドラマが描かれています。きのう読んだいじめ判決文は寮に入寮した1年生が上級生に暴力をふるわれ、腕に傷害を負い、それを大学生になってから慰謝料請求した裁判でした。舎監は2名で決まった時間に巡視しますが、10時半の就寝後にいじめ行為は行われていました。傷害を負うような暴力が行われていたのです。それに気づかないふりをする舎監たち。入寮式の時、「先輩たちから少しの暴力をふるわれることがあるかもしれません」という話をしたことで、安全保持義務違反を裁判官から断罪されています。
 ここ数年のいじめ裁判は、PTSDの問題を取り上げているものが多いようです。ADHDの子どもに対する教師の指導についても裁判官は語っていました。
 判決文を読みながら最近は下手な小説よりもおもしろいなあと思いながらひたする読み続けている今日この頃です。
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by shin-pukupuku | 2008-10-09 22:59 | 教育関係 | Comments(1)

イキガミ

 先日、イキガミを見ました。久しぶりに社会派作品に出会ったかなという印象を持ちました。イキガミをもらった若者は、24時間後に死亡するという話です。国家権力が、小学校入学の際に予防接種と称して、20歳~25歳になったときに死んでしまう薬を接種するというものです。
 私が社会派作品と書いたのは、国家権力の問題をこれほどクローズアップした作品はめずらしいと思ったからです。権力を印象づけるときは画像が荒々しいものになります。また、厚生保健省という役所に勤める人たちはおしゃべすることもなく機械的に動く様子が描かれています。
なんといってもこのイキガミという政策にだれも批判ができないというところに国家権力の問題が表れていると思います。
 最後に主人公の上司が「時間が来るまで待て」と語るシーンがあります。戦前の国家権力に対する批判ができなかった時代を彷彿させる台詞でした。
 しかし、映画としては感動的なシーンも多く、見応えがある作品に仕上がっていると思います。
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by shin-pukupuku | 2008-10-08 21:04 | 映画 | Comments(0)