f0048182_9143039.jpg齋藤氏の教育論は、「声に出して読む」ことの重要性に見られるように、現代の子ども達に必要なものは何なのかという点から出発しているように私は思います。この本では、「子どもの中心感覚をつくる」ことを主張しています。これまで日本人が大切にしてきた「腰肚文化に基づくからだの中心感覚」を取り戻すことが現代の子ども達にとって大事なことであるというのです。
 齋藤氏の教育論は、型から入ることを強調しています。私もなるほどと思うことも多いのですが、どうも私の体質的に馴染めないことも事実です。
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by shin-pukupuku | 2009-04-29 09:12 | | Comments(0)

 森戸英幸著『いつでもクビ切り社会~「エイジフリー」の罠』(文春新書)を読みました。「エイジフリー社会」という耳慣れない言葉に学ぶことのできる読書となりました。
 f0048182_18411826.jpg求人広告に年齢制限が撤廃されたことを知っていますか?これがまさしく年齢で差別されない社会であるエイジフリー社会の一面を示しているのだそうです。これまでの日本は年齢にこだわる社会であったわけですが、4つの理由でエイジフリー社会に変わってきたのだそうです。第一に少子高齢化の進展、第二は国際的な流れ、第三は社会における人権意識の高まり、第四は高齢社会の進展による高齢者の政治力の増加だそうです。
 問題になるのは、定年制の問題とクビ切り社会になる可能性だそうです。わかりやすく著者はこの本で、エイジフリー社会の光と影を浮き彫り出していました。日本型年功序列社会はますますきびしい状況に追い込まれていきそうです。40代後半にはますますきびしい社会になるのかもしれません・・。
 この本は早速、公民の授業で使えそうです。
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by shin-pukupuku | 2009-04-26 18:43 | | Comments(0)

楽しく飲んで・・

 昨夜は、高校・大学時代、同窓生であるM氏のT高校教頭昇進のお祝いに参加しました。8人ほど、なつかしの顔が並んでおりました。M氏はあの若さでT高校の教頭ですので、かなりの抜擢人事だったということになります。T高校の話もいろいろ聞きましたが、わが母校の敵方にまわったスパイという指摘もあり、大いに笑いました。いい気分でいつものようにビールを飲みまくり、2次会では久しぶりに焼酎を飲んだために、本日は二日酔い状態で一日が過ぎていきました。ブラックアウトまではいきませんでしたが、へたをするとわれわれも草薙状態になるかもしれないので、みなさん、酒には飲まれないように気をつけていきましょう。
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by shin-pukupuku | 2009-04-26 18:25 | 雑感 | Comments(0)

読書にはまっています

 4月の家庭訪問のこの時期、担任でもないので時間があり、読書にはまっています。この1週間で10冊は読んだと思われます。テーマを持って読んでいるのではなく、関心があるものを手当たり次第読んでいるという感じです。ここ数日は、このブログで本の紹介をします。
 f0048182_2157321.jpg最初に紹介するのが、佐藤学著『教師花伝書』(小学館)です。佐藤氏は「学びの共同体」で一躍有名になりましたが、彼の主張は日本全国の学校で次第に受け入れられているようです。百ます計算の対極にある実践スタイルだと思います。私も佐藤氏の影響を受けて、これまで実践を重ねてきましたが、子ども達はお互い学びあえる学習するスタイルが好きなんだと感じています。自分の意見を周囲の人が受け入れてくれる、自分のために教えてくれるという状況は、自分自身のアイデンティティの認め合いなんだと思います。この本の中で印象に残った文章は、以下の通りです。

「『授業』と『学び』を学校生活の中心に位置づけ、『生活指導』『部活指導』『進路指導』を補佐的な脇役とすること、校内研修による同僚性の構築を学校経営の中軸とすることなどである。最初は半信半疑であった教師も生徒も、半年後には、生徒の変化、授業の変化、教室の変化、学校の変化を確信している。1年後には、あれほど多かった非行も問題行動も皆無となった。」

 最近、部活動指導による生徒指導の限界を感じている私ですが、まさしく学校全体の変革が必要なのだと思います。そのためには、学校教職員の「学びの共同」と「同僚性の重視」が理解されないと、この実践活動は始まらないのだと思います。
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by shin-pukupuku | 2009-04-24 21:57 | | Comments(0)

 アカデミー賞作品であるこの映画は、さすがに賞を受賞しただけのすばらしいものでした。最後の場面では知らず知らずのうちに涙があふれてしまう作品になっています。
 f0048182_19584340.jpgインドのスラムで育った少年の生き様が、クイズで億万長者になっていくわけですが、「運命」というものを考えさせる作品でした。また、人権という面でも、スラムで生活する子ども達の問題、特にインドでは物乞いをさせてお金を集めさせる集団があり、目を失明させたり、足を切ったりして、物乞いがうまくいくようにするシーンとかもあり、社会的問題をきちんと描いていました。
 この映画は、私のような社会派の映画好きにはたまらない作品になっていると私は思います。ぜひご覧になって下さい。
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by shin-pukupuku | 2009-04-20 19:59 | 映画 | Comments(0)

レッドクリフⅡ

 先週の日曜日に一人で見に行きましたが、教え子多数と会いました。f0048182_5252886.jpg中央駅西口では高校の同窓生M氏とも会いました。やはり映画を見に来たとのこと。教え子たちは、「クローズⅡを見に来た」というのがほとんどでした。中学生には、クローズⅡは興味を惹かれるのでしょうね。教育関係者としては、学校を舞台とした暴力的な映画は子ども達には見てもらいたくないというのが本音です。とくに法的アプローチから学校教育を研究しているものとしては、許しがたい映画だと思っています。
 暴力的と言えば、「レッドクリフⅡ」もそうです。三国志が原作になるわけですが、中1に「三国志ゲームをしたことある人?」と聞いたら、クラスに10人ほどいました。テレビでロードショーされたレッドクリフⅠを見た人は5名ほどで、マンガでの三国志が一人、実際の本を読んだ生徒が一人でした。三国志はゲームの中で登場人物を知っているという生徒が多いようです。
 私は、三国志の時代が日本では「卑弥呼の時代」と同じであることを説明しました。それにも驚いていましたね。

 さて、映画「レッドクリフⅡ」の方ですが、これがまたとても楽しい作品に仕上がっています。たしかに暴力的で血なまぐさい作品でもあるわけですが、ストーリー展開といい、映像といい、視聴者を飽きさせないものでした。2時間半があっという間に終わってしまったという感想を持ちました。このおもしろさは、三国志の持つ魅力なのか、映画監督ジョン・ウーの映画作りのうまさなのか私ではよくわかりませんが、ともかく、おすすめなのは事実です。アクション映画+人間ドラマ+壮大な映画づくりがうまくかみ合った作品だと思いました。
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by shin-pukupuku | 2009-04-17 05:28 | 映画 | Comments(0)

f0048182_2020342.jpg福田誠司氏は、昨年の県教育研究集会で講演された方だったのですね。この本を読んでいたら、おそらく講演を楽しみにして聞きに行ったと思われますが、部活動の大会があったので、おそらく無理だったことでしょう。福田氏は「イギリス教育の失敗とフィンランドの成功」についてこの本では論じています。イギリスはサッチャー政権後、「1988年教育法」を制定し、教育体制を根本的に変えたのです。アジア回帰した米英は、日本型の一斉講義式、知識詰め込み型の教育体制を真似ていきました。そして、新自由主義と新保守主義がいったいになって、全国学力テストを実施し、子ども中心主義の進歩主義教育哲学を捨てたのです。本書では「社会民主主義の教育の基本原理」と「新自由主義が持ち込む原則」が比較された表が掲載されていますが、それを見るとイギリス型の新自由主義教育の本質が見えてきます。そして、日本の教育体制がまさしくイギリス型と同じような新自由主義教育の方向に進んできているかがはっきしりしてきます。本年度、私は中3を担当しますが、近いうちに全国学力テストが行われます。実施にためいきをつきながら、子ども達の姿を見つめるしかありません
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by shin-pukupuku | 2009-04-12 20:19 | | Comments(1)

 内藤氏は2年前にBS討論番組に私が中学教師代表として出演した時に、f0048182_19542424.jpg討論者の一人になっていた方です。かなり社会学的にいじめの問題を語っていたのが印象的でしたが、最近、この著書が出されたので早速読んでみました。
 やはり、内藤氏はいじめ問題を社会学的に分析していました。宮台慎二との対話集も著書にあるようですが、宮台の個人自由主義的な哲学的視点が内藤氏にもあります。内藤氏は、いじめを市民社会の秩序とは異なる群生秩序による問題としてとらえ、群生秩序におけるノリによっていじめは起こると述べています。いじめの三原色を①破壊神と崩れ落ちる生け贄、②主人と奴隷、③遊びにたわむれる神とその玩具と述べ、ノリのグループには身分特権があり、茶髪やピアスなどは教師の指導を受けるとわかっていながら、それに抵抗しながらも行っているのだと説明します。そして、学校共同体主義イデオロギーが迫害可能精密度の高い空間を生み出し、群生秩序を蔓延させていると言うのです。いじめをなくすには、①学校の法化と②学級制度の廃止を主張します。学校共同体について批判する点はまさしく宮台と同じ考えですよね。私の恩師の一人である横浜市立大学のN教授はこれに対して「共同することの大切さ」を主張するのですが・・。
 内藤氏はああやっぱり・・という印象を持たせる著書となりました
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by shin-pukupuku | 2009-04-05 19:56 | | Comments(0)

ウォッチメン

 なんと時間の無駄遣いなんだろうと思いました。この映画はR15指定なのですが、たしかに暴力シーンの場面が連続でありました。ストーリーにしろ、映像にしろ、うまく整理しないままに盛りだくさんで創り上げた映画だと思いました。アクション映画なのか、恋愛ものなのか、ヒーローものなのか、SFなのか、ジャンルがさっぱりわからず、戦争と平和の問題までもが、組み込まれていてとても疲れてしまいました。さまざまな工夫は見られるのですが(たとえば、ピースマークが随所に描かれていて、印象的になっている)、消化不良の作品になっています。この映画は見に行くと、きっと損をしますよ。ああ、もったいない3時間でした。
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by shin-pukupuku | 2009-04-05 19:38 | 映画 | Comments(0)

40人学級という定数

 日本の教育システムでは、学級の定数を40人と定めています。それ以上になったら、学級数が増えることになることはみなさんも当然ご存じでしょう。新年度を迎えるに当たって、今年ほど、この制度を体感したことはありませんでした。
 きのうの午前中までは、一クラス40人。クラスによっては特別支援の子どももいるので、41人もありました。教室に机を並べてみましたが、さすがに多いですね。教室の後ろにはスペースがありません。すし詰め状態とはまさしくこのことをさすでしょう。個性に応じた教育にはほど遠い実情を感じます。トラブルがたくさん起こってしまうのもあたりまえでしょう。
 昨日の午後に転入生が突然あり、学級数が増えました。そのため、一クラスの数が35人。5人違うだけでこんなにクラスの状況も変わるんだと実感しましたね。教室にスペースがあるし、担任の事務処理も大幅に軽減されるはずです。しかし、これが30人だったら、さらにきめ細かい教育が・・と思います。
 ただ、準備していたことは一クラス増えたことで、すべてリセットになりました。クラス名簿は2種類作っていましたが、張り出し名簿が完成したのは昨日の午後7時過ぎ。授業時数とか持ちクラス、校務も含めてこれから一からやり直しです。新学期の準備を2年間分やっているのと同じ状態です。
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by shin-pukupuku | 2009-04-04 05:37 | 教育関係 | Comments(0)