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消されたヘッドライト

 ハリウッド映画はこの手の作品がお好きなようです。陰謀とそれを危険をかえりみずに解き明かそうとするストーリーです。これまで何本、この手の作品を見てきたことでしょうか。それでも続くのは、真実を追究し、正義f0048182_1811541.jpgを守ろうとする姿勢に視聴者が共感を持っているのだと私は思います。そういう意味ではアメリカ社会は、何が正義なのかという問題が常にあるのかもしれません。ブッシュが「テロとの戦い」としてイラク戦争を起こしたことが、今のオバマになって疑問となっています。かつては、ベトナム戦争でもそうでした。
 この作品も最後まで何が正義なのかがわかりそうで解明されません。しかし、ラッセル・クロウ演じる主人公の新聞記者が、解き明かして、記事にした時点でエンディングとなります。
 インターネット版の新聞も登場していましたが、メディアとしての新聞が今後経営的にもきびしい状況に追い込まれるのではないかと感じました。
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by shin-pukupuku | 2009-05-23 18:01 | 映画 | Comments(0)

定時制の役割

 本日は支部教研でした。全体会では八代東高校の定時制教諭廣田美保子さんの「私は定時制をばかにしていた」というタイトルでの講演でした。ステージ上の演壇をきらい、フロアーに降りて講演を開始しました。その姿勢は、私もおなじ仲間なんですーというものでした。なぜ定時制の教師になったのか、その経緯から話は始まりました。定時制高校にはさまざまな悩みを抱えた生徒が入学してきます。多くは高校中退者のようですが、もがきながら年を重ねるうちに、学び直したいという思いで入学する生徒も多いようです。先生は、あつく語るというよりは、淡々と事実を語りながら自分の思いを語ってくれました。
 私は必死に先生が準備してきた学級通信を読んでいました。素敵な詩と、子ども達の思いが通信には書かれてありました。そして、卒業式の答辞を読んだとき、涙腺があつくなりました。教育の営みのすばらしさがその答辞には書かれてありました。もがき苦しみながら、教育を通して一つの壁をこえていく、そしてそれをサポートするのは家族であり、教師なのです。それが一つ一つの通信にあふれていました。
 私はその通信でさらに感動することでした。
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by shin-pukupuku | 2009-05-23 17:48 | 教育関係 | Comments(0)

九州を代表する歴史遺産と文化遺産のレプリカ

 今現在、「九州を代表する歴史遺産と文化遺産のレプリカ教材」というテーマで依頼原稿と格闘中です。いくつかアイデアは浮かぶのですが、これと言ったものがありません。
 志賀島の金印はありきたりだし、地租改正のときの地券とかは全国にあります。
 そういえばL学園のN先生は奄美復帰の時のB円を紹介してくれましたので、それについては書こうかなと思っています。でもこれは実物教材ですよね。そうそう、アコウガイについても教えていただいたのでそれについても紹介したいと思っていますが・・。集成館にある石田三成の検地尺もいいかもしれません。
 それ以外に「これだ!」というのがありましたら、そのアイデアを教えていただけないでしょうか。お願いします。
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by shin-pukupuku | 2009-05-20 19:17 | 雑感 | Comments(1)

教育の営み

 山﨑隆夫著『希望を生みだす教室』(旬報社)を読みました。
 
 f0048182_2163760.jpg山﨑氏は子ども達の力を信じています。安心でき、自分を支えてくれる仲間がいるクラスでは、どんなに問題のある子どもでも変わっていくんだーという教育的な情熱を、実践で証明していく点が、この先生のすばらしさなのでしょう。あくまでも山﨑氏は、子どもの可能性を信じているのです。おそらく素敵な実践家なのだと思います。子ども達も信頼できる先生なのでしょう。国語の授業でのやりとりは、感動さえ覚えます。

 しかし、氏の実践フィールドは小学校。中学校の現場を20年以上経験してきた私から見ると、あくまでも理想論としての授業実践なのではないかと思いました。熱血教師が中学校ではうまくいくとはかぎりません。思春期の中学生は急変します。この前までにこやかにやりとりをしていた生徒が、長期休暇を過ぎると、いきなり茶髪とピアスというのはよくあることなのです。

 子ども達の思いを大事にするというのは共感できましたが、その思いだけでは本当に「重い」もので終わってしまいます。いずれにせよ、周囲の仲間の理解と納得が必要なのは言うまでもありませんね。
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by shin-pukupuku | 2009-05-19 21:06 | | Comments(0)

おっぱいバレー

 娘二人といっしょに見に行きました。
 f0048182_7174735.jpg時代は1980年代、舞台設定は北九州市内の中学校でした。時代背景にこだわった映画づくりをしていました。主人公の女教師が同僚と歩くシーンでは、背景に北九州の工場煤煙が描かれていましたし、看板やお店、車なども当時を彷彿させるものでした。つまり、私が中学生から高校生の頃の風景が描かれていました。
「1勝したらおっぱいを見せてくれる」という約束のもと、それまで練習もろくにしていなかった男子バレー部が女教師の指導の下、努力を重ねていくというストーリーでした。笑うシーンも多く、わが娘がいちばん笑っていたような気がしました。映画を見て、子ども達とともに歩む中学教師の魅力が描かれていました。現実はきびしいですが、こういう映画を見ると、教育の魅力を再確認できます。
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by shin-pukupuku | 2009-05-17 07:17 | 映画 | Comments(0)

H会長の慰労会

 県社研H会長がこの5月末の理事会で退任します。退職を機に会長も降りるわけですが、この3年間の慰労のために先日ささやかな飲み会を行いました。
 夜9時半からの会となりましたが、8人も集まり、H会長も喜んでいるようでした。思い出せば、会長職を引き受けるときに一度は固辞されたのですが、事務局のお願いとK先生の説得でなんとか引き受けて下さいました。任期中に私がいちばん感激したのは、県大会の授業者が2年前に見つからず、私も困っていたときでした。それを聞いたH会長はすぐに知り合いに連絡して、あっという間に決まりました。行動力に優れた方だと思いました。そのときの授業者が、本年度より事務局長となります。
 素敵な飲み会となりましたが、少し飲み過ぎて、次の日はきついでした。
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by shin-pukupuku | 2009-05-17 07:06 | 雑感 | Comments(0)

本の紹介です。

 本校のK先生(元本部専従)から紹介された本です。「水俣病問題の実践をしました」と話をしたら、獅子島のことを語られ、関西訴訟の中心的なメンバーが獅子島出身の患者だったと知りました。K先生は今でも交流があるのだそうです。未認定患者の問題がなかなか解決されない水俣病問題ですが、次の本はK先生が「読んでみたら・・」と貸してくれた関西訴訟判決前に出された本です。裁判闘争を行う患者側の苦労を感じました。

 木野茂、山中由紀著『水俣まんだら』(るな書房)

 同時に貸してくれた本が2冊あります。

 ①角田房子著『閔妃暗殺』(新潮社)
 ②司馬遼太郎『故郷忘れじがたく候』(文春文庫)

 ①の本は、日清戦争後に暗殺された朝鮮の閔妃について書かれたノンフィクション作品でした。1895年に日本の三浦公使や軍人らがソウルで朝鮮王宮に乱入して王妃を暗殺した殺害事件をさぐったものでした。K先生は4月に韓国から子孫が来日して114年後に熊本で握手したという記事に関心を持ち、この本を紹介してくれました。大院君と閔妃との勢力争い、殺害前の閔妃とロシアとの関係などをつかむことができました。
 ②については、鹿児島の東市来にある美山が舞台となります。薩摩焼の担い手が朝鮮から連行されてきた人たちの子孫が中心であるというのは有名ですが、この地は東郷茂徳の出身地でもあります。①に関連のある作品としてK先生は私に紹介したのでしょう。私は美山の墓地を歩いたことがあります。暑い夏でしたが、そのときのことを思い出しました。たしか韓国のソウル大学李元淳教授がいっしょでした。その先生の名前は①のあとがきに書かれてありました。 
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by shin-pukupuku | 2009-05-09 19:42 | | Comments(1)

ああ、鹿屋に行けたのに・・。

 きょうは、わがチームの新入生歓迎会でした。あまのじゃくさんから誘われた「ハンセン病市民学会」への参加は不可能だろうと思って断りました。自宅へもどってから市民学会の案内を見てみたら、14時ぐらいに着けばなんとかなったということを知りました。あれーっ、それだったら途中からでも参加できたのに・・と残念な思いをしました。
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by shin-pukupuku | 2009-05-09 19:14 | 雑感 | Comments(0)

びっくり

 きのうはPTAの歓迎会でした。薩摩ビール園で地ビールを堪能しておりましたが、隣の保護者と話をしていたら、旦那さんが高校時代の同窓生と判明。しかし、お互いに名前を知らないということもわかりました。しかし、その方の息子さんはとってもすばらしい生徒ですので、さすがにわが同窓生の子どもであると喜びました。まあ、世間は狭いものです。びっくりでした。
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by shin-pukupuku | 2009-05-09 19:07 | 雑感 | Comments(0)

戦争について学ぶ

 最近読んだ本の紹介です。
 戦争と平和の問題については、次の4冊を読んで楽しみました。

 ①一ノ瀬俊也著『皇軍兵士の日常生活』(講談社現代新書)
 ②武田知弘『ヒトラーの経済政策』(祥伝社新書)
 ③福間良明著『「戦争体験」の戦後史』(中公新書)
 ④吉田裕著『アジア・太平洋戦争』(岩波新書)

 あまのじゃくさんブログで紹介されていた③は、たしかにためになりました。戦争体験はどのように戦後語られてきたのか、『きけわだつみのこえ』をもとにして、世代・教養・イデオロギーの違いによって語られてきた系譜をたどったものでした。農民兵士たちの心情については、恩師であった故大槻健が授業で学徒兵と比較しながら講義してくれたことを思い出しました。
 ①については本日の朝日新聞に書評が出ておりました。軍隊がいかに格差社会であったかを具体的に記述してあり、かなり興味を持って読みました。
 ②は学者が書いた本ではありませんが、かなりおもしろかったです。ヒトラーの経済政策がいかに優れたものであったかをさまざまな事実から解説したものでした。「600万人の失業問題を解決し、大恐慌で崩壊したドイツを世界一早くわずか2年で再建!」というわけですから、なるほどと思いました。そのような経済政策の成果のもと軍事独裁が民衆によって支持されるという歴史の流れもわかります。
 ④についてはシリーズでこれまで出ていますが、吉田裕のこの本は比較的わかりやすいものだったと思いました。開戦から敗戦までの歴史の流れがよくわかりました。この中には特攻隊員の実像も記されており、特攻隊員の「語りの歴史」そのものを歴史分析の対象にすべきであると書かれていました。

 すべて新書ですが、私は新書が読みやすくてコンパクトなので、好きですね。
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by shin-pukupuku | 2009-05-03 19:54 | | Comments(0)