山本五十六を見る

 アジア太平洋戦争開戦について海軍が反対していたこと、特に山本五十六がその主張を唱えていたという事実については、原作者の半藤一利著作の『昭和史』で知識として私の中にありました。しかし、開戦という事態になり、山本が連合艦隊司令長官として真珠湾攻撃の指揮をとり、国民はその成功に狂喜乱舞し、一躍山本が国民にとって英雄となることも認識していました。
 しかし、山本は真珠湾攻撃を「失敗だった」と分析していたことなどについては知りませんでした。そして「開戦前に宣戦布告の確認を何度も行っていたこと」についても知りませんでした。
 この映画は、私たちが知らない歴史的事実を伝えてくれるという点において、意味があると思いました。海軍の中に、アジア太平洋戦争という無謀な戦いに反対し、開戦と同時に即時講話を主張していた軍人がいたということは、歴史から学ぶという意味では知りうるべき事実だと思います。
 しかし、軍人をこのような形で映画化するということは、必然、軍人である山本五十六を英雄化してしまうことにつながり、好ましからぬことだと私は思います。海軍の中でそのような反対姿勢であったということは評価できると思いますが、結局、結果的に山本五十六はあの無謀な戦争に荷担してしまったわけです。彼にも明らかに戦争責任はあるし、断罪されなければならない軍人だと私は思います。彼の組織内での闘いを評価して、彼だけ戦争責任を免れ、英雄扱いしてしまうことは今後の教育のために好ましからぬことだと私は思いました。
 山本は将来の日本のために大事なものは教育だと述べていました。自分自身をこのように英雄として映画化することを彼はあの世で果たして喜んでいるでしょうか。
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by shin-pukupuku | 2011-12-28 09:36 | 映画 | Comments(2)

チャイナ・シンドローム

 1979年に上映されたこの作品は、反原発の映画としてこれまで何度も耳にしていました。しかし見たことはなかったのですが、今回、NHKBSシネマで録画していましたので、初めて映画を見てみました。
 いやあ、すばらしいの一言です。
 この時代にこれほど原発の危険性について取り上げ、原発を支える企業集団、取材へのテレビ局上層部からの圧力などさまざまな視点を組み入れたこの作品の先見性をみるような思いでした。この映画の後、チェルノブイリの事故が起こり、そして今年は福島第一原発の事故が起こったわけです。歴史に残る作品の一つだと思います。
 ぜひ、みなさんもご覧になってほしい。ストーリー展開も手に汗握る感じで、時間が経つのを忘れさせてくれます。
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by shin-pukupuku | 2011-12-20 18:14 | 映画 | Comments(0)

寒風の中で

 土曜日は職場の忘年会でした。夕方5時に近くのバス停に宴会会場であるホテルのバスが迎えるということでしたので、時間にあわせて向かいました。しかし10分経ってもバスは来ません。慌てて幹事の方に連絡をとろうとしましたが、留守録で連絡がとれません。25分ぐらいしてから再度電話してやっと連絡が取れました。「バスの手配ミスで、バスは迎えに行きません。かわりにタクシーで来て下さい。タクシー代は出るそうです。」とのこと。30分以上も経っていました。
 近くのタクシー会社に連絡してバス停に迎えにくるように予約しました。ところが、15分経っても来ません。再度連絡を取ると、すぐに行かせますとの返事。ところが25分過ぎても来ません。再度電話するとわが家の自宅前で待っていたとのこと。
 結局、1時間以上もバス停で待たされた私でした。寒風の中、かなり冷え込みました。この一年のつきのなさを物語っているような気がしました。でも2次会では1年ぶりの人にも会えて、来年こそはいいことありそうだと勝手に思っている私でした。
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by shin-pukupuku | 2011-12-19 23:06 | 雑感 | Comments(0)

C級コーチ返納

 サッカーのC級コーチの資格を辞退しました。更新時期だったのですが、今後サッカー指導とのつきあいはそれほどないだろうという自分自身の判断からです。それに、毎年更新料をとられるという金銭的な理由もあります。2年ほど前に3級審判を更新するのを忘れて流してしまっていますので、サッカー関係の資格はすべてなくなってしまいました。
 今チームでも監督ではなくコーチに徹しています。選手たちへの話も一番最後と決めています。若手に機会を与えるというのもありますが、もう少し自分自身に時間を使おうという思いもあります。今のチームは合同チームですが、若手監督のもと、強豪チームに勝利したり、九州レベルのチームを苦戦させた(この時は私が監督でしたが)りしています。チームを見守りながら、若手に任せながら、今後は関わっていきたいと思っています。といっても、明日はリーグ戦ですので、私も行きますが・・。
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by shin-pukupuku | 2011-12-17 08:15 | サッカー | Comments(1)

民主主義と学校

 ふとしたことから今原書を読んでいます。デューイ著「民主主義と学校」です。原書と訳本を横に置いて比較しながら読み取りをしているのですが、これが途方もなくむずかしい。というか、自分自身の英語力不足を痛感しています。また、デューイが使用する語句の難解なこと・・、次第にやる気を失ってきています。それに、翻訳本のむずかしいことといったら・・。訳者はもっと意訳すべきだと思います。日本語で読んでも何言ってるんだろう?-という感じなのです。この本の訳者は本文に忠実に訳そうと努めているような気がします。そのことが読み取りづらさにつながっていると思いますね。この年になっても英語を勉強するとは思ってもいませんでした。でも頭の体操いやいや頭の鍛錬には必要なことだと考えながら地道にやっています。それにしてもなかなか先に進まないなあ。
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by shin-pukupuku | 2011-12-17 08:06 | 雑感 | Comments(0)

 本校の人権週間の取り組みは、全学級で行った「東日本大震災と人権」という授業です。この授業を通して子ども達に、被災した人々への共感と人間的な絆、家族の絆を感じ、仲間意識を高めてほしいという思いがありました。授業では、あまのじゃくさんからお借りした文藝春秋の臨時特別号「つなみ」の中学生の作文を利用しました。
 私の授業では、私が証言を読み、生徒たちがその作文に目を通していくというものです。証言を読み終える度に、感想を何人かに聞いていきました。生徒たちはそれぞれ考え感じたことを述べてくれましたが、静かな授業でした。生徒たちはその証言を静かに受け止めました。涙を浮かべている子もいました。
 そうです。この授業は証言作文から被災した人々の状況や思いを知り、共感と同時に想像することが何よりも大切だと思いました。そのことが人権感覚を育成することにもつながります。
 最後は階上中学校の答辞を読みました。映像を見せればより一層感じることは大きかったと思いますが、プロジェクターを準備できず、私が読んで終わりました。授業後、生徒たちは一生懸命に感想を書いてくれました。
 この取り組み、私自身は良かったと思います。感想をどのクラスでもとったので、それを集めて分析しようかなと思っています。どこかの研究会で発表できればいいなあと思っています。
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by shin-pukupuku | 2011-12-11 17:36 | 教育関係 | Comments(0)

 この本で尾木直樹が調査した便所飯がおもしろかった。一人でいるのが恥ずかしいので、便所で飯を食べる学生が増えているという報告である。笑ったなあ。新採の女性教諭に聞いてみると、分かるような気がするという発言が、最近の若者の傾向があるのかもしれない。
 それ以外は、この本ははっきり言ってあまりおもしろくなかったようです。ただ、中高現場を経験している大学教員は授業がしっかりできて、学生の気持ちもつかめるという記述は私もそう思いました。もうちょっと声を大にしてほしいなあ。
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by shin-pukupuku | 2011-12-07 23:26 | | Comments(0)

 この本にはかなり期待しました。どのような内容のものなのだろうかと。しかし前半はつまらないものでした。教育者としては当たり前のことだったので、もの足りない感じがしました。第4章の新しい世界史の構想にはわくわくしました。「世界の見取り図を書く」「時系列史にこだわらない」「横につなぐ歴史を意識する」という3つの方法は、たしかにおもしろいと思いましたね。授業も変わりますね。世界史についても歴史学ではなくて、歴史教育が必要だということだと感じました。時系列ではなくて、やはり現代との関わり、つまり歴史意識をどうつくるかということだと思います。 
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by shin-pukupuku | 2011-12-07 23:16 | | Comments(1)

白のシルクエビス

 だれやめのビールだけは贅沢をしています。エビスで乾杯です。これまで、黒のエビスの濃くの深みに感激していましたが、最近は白のシルクエビスのおいしさに感動しています。みなさん、一度は試してみて下さい。白のエビスの味は最高です。まろやかで、味に深みがあり、なんともいえない幸せな気分をつくってくれるビールだと思いますね。
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by shin-pukupuku | 2011-12-05 23:14 | 雑感 | Comments(1)