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リンカーン暗殺の裏に・・

「声をかくす人」という映画を見ました。リンカーンが南北戦争後暗殺されますが、その暗殺犯にアジトを貸していた女性がえん罪で処刑されるという話です。主人公は「正義」のためにこの女性の弁護士として権力側と戦います。しかし、結果は法律によって女性の人権は守られず、国家権力によって罪なき一市民が法を超えて殺害されるという話です。
 歴史の一幕として、この話はアメリカが正義ではなく、国家権力によってさまざまな人権侵害が行われてきたこれまでのアメリカの原点があったような印象を持ちました。
 ロバートレッドフォード監督による作品のようですが、なかなかの硬派な作品作りに満足しました。
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by shin-pukupuku | 2012-11-27 21:03 | 映画 | Comments(0)

歴史における・・

「のぼうの城」を見ました。おもしろかったですね。家族で見に行っても、一人で行っても楽しめる作品だと思いました。
 最後のエンディングの場面で、埼玉県行田市に現在でも残る石田堤が登場します。この映画が実話をもとにして作られたものであることを示しています。記録としては「『関八州古戦録』(かんはっしゅうこせんろく)を参考にしたもので、享保11年(1726年)に成立した江戸時代の古戦記のようです。戦国時代の関東地方における合戦や外交情勢について記されており、天文15(1546)年の河越夜戦から天正18年の後北条氏滅亡までの関東における大小の合戦を詳細に扱っているのだそうです。
 実際のところ、どこからどこまでが実話にもとづくのかわかりませんが、うまく脚本にまで高め、映画化しています。
 この作品を通して、歴史の舞台では戦国時代においても為政者によって歴史が変わるのではなく、それを支える民衆が基盤にあって、そのことが歴史を動かしていくのだということを考えさせられました。野村萬斎の演技力の高さもこの作品の興行成績を高めている要因だと思いました。
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by shin-pukupuku | 2012-11-25 07:44 | 映画 | Comments(0)

まじめになった高校生の記事

 朝日新聞11月21日付朝刊の教育面に「高校生,親世代よりまじめ」という記事が掲載されておりました。「勉強熱心6割」「遅刻しない7割」「30年で大幅増」という内容でしたが,高校生の調査をもとに論じた興味深いものでした。記者は氏岡さんです。
 私は,上記の傾向は中学生からその様相が現れていると思っています。先日のK池中学校でも感じたことですが,私が勤務していた頃の生徒たちはどこか教師を斜めに見ていて,挨拶などもあまりできていなかったような気がします。ところが,先日の研究会では,1年生でしたがほとんどの生徒が私たち外来からの教師に対して挨拶をしてくれました。勤務校においても,私の学年の生徒たちは教師の指導を素直に受けとめ,何事においてもまじめに取り組もうとする姿が見られます。
 記者はまじめになった高校生の変容について,次のような3点からの分析を掲載しています。
 ①学校も社会も厳しい規律を求めなくなったので,ぶつかるものがなく,自分がまじめでないと感じなくなった。
 ②学校外の生活や生徒同士の関係が重要になり,教師にはあえて反発しなくなった。
 ③ツッパリや反逆するヒーローへのあこがれがなくなり,まじめを格好悪いと思わなくなった。
 私は,②の分析がもっとも大きな要因がではないかと考えます。教師に対する反発心はあると思いますが,それ以上に友だちとの関係が重要になりすぎていて,むしろ教師に対する関心が薄くなっているのではないかと思います。中学校の現場では,教師はただそばにいてくれればーという願いのみで,教師のリーダーシップに対してはむしろ「ゆっくりさせてくれ」という声が多くなってきているのではないでしょうか。
 ともかく,上記の記事を書いた氏岡記者の慧眼に敬服します。
 
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by shin-pukupuku | 2012-11-24 06:55 | 教育関係 | Comments(0)

教師にお勧めの映画です。

 先日,「コッホ先生と僕らの革命」という映画を見ました。この映画は,教師にお勧めの映画です。コッホ先生はドイツにサッカーを紹介しました。1870年代ということですので,ビスマルクがドイツを統一した頃の話です。ドイツの学校教育では,規律と秩序が重んじられていました。そこにイギリス留学をしていたコッホ先生が,サッカーを通して自由と平等を生徒たちに伝え,さまざまな波紋が起こるというものです。
 コッホ先生はサッカーの貧富の差を超えた平等性に注目していました。たしかにそうですよね。サッカーは人種や体格に左右されない競技です。ドイツサッカーの父と呼ばれるコッホ先生は,周囲に反対されながらも新しい価値観をドイツの学校教育に浸透させていったのです。
 私が教育関係者としてこの映画を見たときに考えたことは,新しいことを実践していくためには,理解者が必要だということです。一人では決してできません。この映画でも,校長がコッホ先生の良き理解者でした。そしてコッホ先生を信頼していたのです。私たちは,何かをなすためには,良き理解者をつくっていく必要があります。そのことをこの映画は伝えてくれていると思います。
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by shin-pukupuku | 2012-11-21 20:10 | 映画 | Comments(0)

意義深い研究会となりました。

 私が20年ほど前に勤務していた学校で県中学校S会科研究会の県大会が行われました。授業者は荘園をテーマに授業しましたが,まずそのチャレンジに拍手でした。
 研究授業としては,非常にむずかしいテーマです。しかし,授業者は,わかりやすく荘園というくせものを生徒たちに説明することに成功しました。
 M研究部長は,「週刊テレビニュースの手法を取り入れていた」と分析していましたが,なるほどと思いました。同時に私は,「歴史テレビ番組的手法」を授業でうまく活用していたと思います。つまり,テレビ番組では,歴史的事実について3択の予想をたてさせ,その理由を考えさせます。ある程度考察したあとに事実を示し,視聴者の興味・関心をかき立てるやり方です。その手法は見事に授業で成功していた思います。
 歴史教育においては,歴史学に立脚して,歴史認識を育成していくことが大切であることは言うまでもありませんが,本研究授業においては,地域素材をうまく活用して歴史像を生徒たちに豊かにイメージしようとしました。そして鹿児島県の地域素材ゆえに,歴史的事実について切実感を持たせ,荘園を理解させようとしたのです。
 私は歴史学と歴史教育の関連性を再度考えさせられました。九社研以来,このテーマが自分の中で大きくなっているのですが,はたして歴史的事実を時間系列で正確に教えていくことが,社会科歴史としてどうなのかということです。私の関心は,歴史の授業で生徒たちにいったい何を学力として残していくのかということなのです。
 きびしい批判はおおいにあると思いますが,このテーマはこれまでの社会科教育に関する研究で常に問い返してきたものです。私の研究テーマは,つねに「子どもたちの認識」を大事にしてきました。「高齢者福祉と子どもたちの認識」「国分の農民運動と子どもたちの認識」「明治維新と子どもたちの認識」などを研究会で発表してきましたが,「荘園と子どもたちの認識」と考えたら,いったいどのようなことを歴史授業で考えていったらよいのか,つねにその課題を念頭において考えています。今後も私は大事にしていきたいテーマだと思っています。
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by shin-pukupuku | 2012-11-21 19:55 | 教育関係 | Comments(0)

やっと終わった

 昨日は道徳教育の研究公開でした。この日のために自分の時間を犠牲にして公開に協力してきました。特にリーフレットは私が中心になって作りました。しかし、授業者をはじめ、職員の協力があってなんとかすばらしい公開にできたのではないかと私は思っています。
 分科会ではさまざまな質問が出ました。授業についても、研究についても出ましたが、質問が多いというのは、それだけ参加者を刺激した研究公開であったということだと私は思っていますので、成功したのではないかなと思っています。分科会の世話人は私でしたので、研究についての質疑は私が答えました。きちんと答えられたのではないかと思います。
 早く終われ-というのが本音のところでした。これでほっと一安心です。学年職員がこれを機にさらにまとまることを、期待しています。
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by shin-pukupuku | 2012-11-15 18:48 | 教育関係 | Comments(0)

考えさせられます。

 旅の途中で北川智子『ハーバード白熱日本史教室』(新潮新書)を読破しました。かなり読みやすい本でしたが、授業作りという意味では参考になる本となりました。ハーバード大学で学生から人気のある授業を提供している著者ですが、その授業は私たち社会科教師の参考になると思います。何よりも、日本史を通して学生に何を学ばせ、どのような資質・能力を育成するのかを明確に持っている点が、成功のキーになっていると私は思いました。受験やテスト学力にどうしても関心がいきがちな私たちですが、その先をやはり考えていくべきだと思います。先日大分で学ばせていただいたことについて、さらに考え深めさせてくれる一冊となりましたね。
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by shin-pukupuku | 2012-11-10 20:53 | 教育関係 | Comments(0)

やはり寒い・・

 7時間ぐらいかけて上越に到着しました。こちらは雨が降り、やはり寒いですね。コートを持って行ったのですが、持って行って正解でした。鹿児島から東京への飛行機の中からは、晴天のためか伊豆半島と東京湾がよく見えました。富士山もなかなかの眺めでしたよ。東京は快晴でしたが、新潟にはいると雨でしたね。
 明日は学生プロジェクト発表会なのですが、私はすでに学会でも発表しているので、準備もほとんど必要なく、新幹線の中で発表原稿をチェックしたぐらいでした。しかし、論文を見直しているときがもっとも時間が経つのが早いですね。やはり熱中するからなのかもしれませんね。明日はJ教育大でテレビ会議を使って発表ということになります。一人が7分。この7分のために上越に来ている私でありました。金がかかってしかたありませんね。でも、飛行機代は早割なので、なんと往復で23,000円。格安は助かります。
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by shin-pukupuku | 2012-11-10 20:45 | 雑感 | Comments(0)

今月は・・

 先週の土日は神戸にいました。昨日は大分で,これから上越です。忙しい方が刺激があって楽しいですが,疲れはたまりますね。ちなみに,月曜日の朝6時30分の飛行機で東京から鹿児島へ向かい,そのまま勤務先で授業となります。先週も同じように神戸から朝いちばんの飛行機でした。土日にゆっくりしていないのが,今月ですが,まあ仕方がありません。
 先週の土曜日は,時間がありましたので,小磯良平記念館に足を運びました。神戸の六甲アイランドにあります。小磯良平は,「戦後の竹久夢二」と私は見ておりますが,その師は鹿児島出身の「藤島武二」ということがわかって驚きました。2時間ほどをのんびりと素敵な絵を見ながら過ごすことができました。前日は初めて神戸港のクルーズ船に乗って,30分ほどを夕暮れ時の素敵な神戸の景色を目にしました。素敵なものを見たり,触れたりすると疲れもとれますね。神戸の街は,鹿児島より寒かったですが,イルミネーションやネオンのきれいさに心がなごみました。もちろん,観光ではなくて,学会発表でした。これまででもっとも上手に質問に対して答えることができました。これも回数を重ねて,場慣れということでしょうかね。
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by shin-pukupuku | 2012-11-10 09:44 | 雑感 | Comments(0)

記事で紹介される

 私が14年間にわたって取り組んできた「いじめ判決書学習」の授業実践が,11月9日付読売新聞の教育ルネサンスに紹介されました。全国版です。私の授業風景も写真で掲載されております。記事に載った自分の年齢を見て,「年を重ねたなあ」と実感しましたが,同じページに載っていた「49歳の副校長が博士資格取得」という方の写真よりも自分の方が若く見えたのが,何よりも救いでした。
 すぐに反応がありました。熊本県の60代の方から勤務校に励ましの電話があったようです。
 ところが,記事に2カ所間違いがありました。記者は確認のために事前に私に記事を見せてくれたのですが,私はじっくり読まずに,感謝の意を伝えただけでした。それがまずかったようです。確認不足で,ときどきそのような大きなミスをしてしまうのが私のいけないところなのですが,今回もやってしまいました。
 記事を見られた方に訂正です。
  1996年から→1998年から
  教員有志→梅野正信氏の提案
 すぐに,恩師からおしかりのメールがありました。本当に申し訳ありませんでした。以後,気をつけていかないといけないなあと自省の念です。はい。
 
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by shin-pukupuku | 2012-11-10 09:29 | 雑感 | Comments(1)