<   2015年 10月 ( 17 )   > この月の画像一覧

インタビュー調査

 先日、ある30代の中学校の先生を対象にインタビュー調査を行いました。テーマは、不登校問題についてです。その中でも外部機関との連携の問題に注目しての調査でした。私のこれまでの研究では、感想文などのテキストを概念化し、分類するという手法でしたので、インタビュー調査というのは初めての経験でした。
 まず、実際の調査に入るまでに、本人への確認、日程調整、校長への了解、公文の発送などと手続きに時間をとられるということがわかりました。実際のインタビューはそれほど苦痛ではなく、むしろ新しい話しを聞けて楽しかったりするのですが、関心のないことが話しとして続くと、早く別の話題に変えなければと思いながらでした。ノートへ内容の項目は書けますが、細部までは記す事ができないので、録音は当然するのですが、帰ってからまとめるのに、手間取ってしまうという事もわかりました。
 しかし、不登校問題にはどの学校も悩みが深いようで、保護者との関わりや外部機関との連携など、むずかしい問題をかかえているようです。特に担任の先生方にかかる負担はかなりのものがあるという印象を持ちました。定期的な家庭訪問は必要だとは思いますが、やはり学校の教師の本業は授業を行う事です。家庭に関わる情報収集は、SSWが行うのがベターだと思います。しかし、現状では、SSWは効果を発揮せず、教師側も期待していない状況があるようです。それと、学校内での適応教室に、学習支援の先生の配置が必要だと思います。せっかく学校に来ても、その生徒の面倒を見る先生が不足しており、結局、担任や学年主任がときどきその教室に行って声をかけたり、プリント学習の指示をしたりというのでは、不登校問題は改善されないでしょう。
 そんなことを考えながら、久しぶりの中学校の現場を垣間見る事でした。
[PR]
by shin-pukupuku | 2015-10-30 09:07 | 教育関係 | Comments(0)

またしても…

 昨日は、石巻市内の高校で2年生総合的学習における個人研究発表「歴史学・社会学」部門の助言という仕事をしました。
 まず、私の専門領域ではない学問分野ですので、内容論についてはほとんどコメントできないであろうと予想し、同時に生徒たちにもその旨話しをしました。私がアドバイスできるとしたら、研究方法のみ。9人がそれぞれのテーマで5分程度で発表し、その後、私のコメントという事になりました。
 担当者は、予定として、私のコメントの後に、生徒同士の話し合いを考えていたようです。その事を聞いていたのですが、15分程度で話をしようと思って教壇に立つと、自分自身、調子に乗ってしまって、ベラベラ。気がつくと40分以上話をしてしまって、終わったときはチャイムの音でした。
 またしても、やってしまいました。こんな事はこれまであまりなかったのですが、私がいちばん嫌っていた時間を守らないで好きなだけ話すという傲慢な人物になっていました。
 普段、人と話をしたりする機会が少ないからでしょうか、こんな機会をもらうとその分の欲求不満が出てしまったようです。
 時計を見ながら話しをするということを、忘れてしまっている自分に「喝」ですね。
[PR]
by shin-pukupuku | 2015-10-29 10:11 | 教育関係 | Comments(0)

やってしまった 

 本日は、全学教養科目のオムニバスとして、1時間「裁判判決で考える戦後補償問題」という授業をしました。160人を相手にしましたので、かなり疲れました。
 はっきりいって失敗授業でした。その理由は、時間配分の間違いです。終わりの時間を勘違いしていました。18時50分までと授業しながら思っていて、実際のところ、18時20分にチャイムがなりました。現場の時もよくやっていた失敗でしたが、ここでもやってしまいました。
 やけに授業時間が長いなあと思っていたのですが、そのために授業は途中で終わりました。つまり、まとめがない授業になってしまいました。最後の感想文も書かせる時間がありませんでした。結局、レポートで提出するように指示しましたが、今度は研究室の部屋番号を間違えて教えてしまいました。ああ、動揺してしまって、なにがなんだか分からなくなってしまいました。最初から60分はうまくいっていたのですが、本当に情けないなあと思います。
 この授業はまとめが大切だったのですが、残念でなりません。はあ~。
[PR]
by shin-pukupuku | 2015-10-27 18:53 | 教育関係 | Comments(0)

学会で

 上越教育大学で行われた日本教育実践学会に参加していました。この学会には、今回、鹿児島の研究仲間も3人が参加しており、久しぶりの再会と酒宴で、うれしいかぎりでした。私は2次会、3次会で「うれしい」「楽しい」と何度もつぶやいていた記憶があります。
 学会では、座長なる大役を任され、どうなることかと心配していましたが、なんとかなるものだなとわかりました。ただ、発表者やフロアの参加者が満足できるものになったかは、自信がありません。
 発表によっては、きびしい質問に立ち往生してしまう会員もいましたが、本来はそんなものなんだと思います。オブラートに包んで、おだてるというのは、学会にそぐわないのではないかと思います。私は、ついついそれぞれの研究の良さを強調するコメントを出してしまいましたが、実際のところは、きびしく弱点をえぐり出すというのがコメントとしては良いのだと思います。言い方の問題はたしかにありますが…。ただ、研究に対する意欲をそぐような、コメントはやはりまずいのかなとも思います。私も苦い経験がありますので…。
 これまでの学会参加の経験で初めて、最初から最後まで出席するという皆勤賞でしたが、思った以上に研究のおもしろさというのを少しだけ感じた学会となりました。
[PR]
by shin-pukupuku | 2015-10-27 09:49 | 教育関係 | Comments(0)

『気象庁物語』を読んで

 古川武彦『気象庁物語』(中公新書)を読みました。著者は、気象庁一筋で、最後は気象協会参与となった方です。現場の体験をもとにして気象庁の歴史を語っています。それ故に、興味深い事実に心惹かれます。構成は、「東京気象台の創設、日露戦争と室戸台風、太平洋戦争、洞爺丸の遭難、コンピューター時代の到来、地震・津波・火山、気象衛星「ひまわり」の打ち上げ、今日の気象サービス、地球温暖化・異常気象」となっています。気象庁に関する様々な内容について、記されていました。
 その中でも私の頭に残ったのは、洞爺丸の遭難です。鹿児島選出の国会議員、冨吉栄二が遊説中にこの遭難で死亡するのですが、著者は、台風が近くにいたのに、予報を間違え、そのことが船長の判断を誤らせる結果になったと結論づけています。
 そういえば、今から40年以上前、私の小学生時は、天気予報ははずれることも多かったです。そのため、テレビで流される天気予報は、まあ聞いておこうかという感じだったような気がします。ところが、現在の予報は、確実に当たるようになっていますね。当時と比べると比較にならないほどの進歩だと思います。その裏には、気象庁の努力の歴史が、あるわけです。そんなことを考えさせられる著書でした。読みやすかったと思います。
[PR]
by shin-pukupuku | 2015-10-22 09:10 | | Comments(0)

『イスラム国-テロリストが国家をつくる時』

ロレッタ・ナポリオーニ『イスラム国ーテロリストが国家をつくる時』(文藝春秋)を読みました。著者はイタリア生まれのノンフィクション作家と呼んだらよいのかもしれません。著者紹介には「北欧諸国政府の対テロリズムのコンサルタントを務め、各国の元首脳が理事をつとめる民主主義のための国際組織「Club de Madrid」の対テロファイナンス会議の議長も務める」と書いています。
 この本を読んで、イスラム国が何者なのかがわかってきました。著者は、イスラム国とは単なる過激派の集団ではなく、グローバリゼーションと最新のテクノロジーによって成長した「国家」なのだと指摘しています。そして、彼らの「近代性と現実主義」が成功の理由だというわけです。
 また、著者は、「イスラム国」の目的が「スンニ派のムスリムにとって、ユダヤ人にとってのイスラエルとなることである」と説明します。なるほど、そう考えると、この「イスラム国」が勢力を伸ばし、なかなか勢力が衰えず、シリアとイラクの国境を越えて広がっている理由がわかってきます。スンニ派にとっての、国家建設が「イスラム国」というわけです。
 時間とともに消滅するのではないかと楽観的に思っていた「イスラム国」でしたが、イスラエルと類似しているという指摘は、一筋縄で解決できるような問題ではないということがよくわかりました。中東を中心とした紛争は、今後もさらに根深いものになっていきそうです。
[PR]
by shin-pukupuku | 2015-10-21 10:09 | | Comments(0)

日常生活の一部に

 九月末から新しく始まった朝ドラ「朝が来た」。今回もはまっています。主人公役の波瑠が、個性的なキャラクターで、なかなかおもしろくなってきました。特に、幕末から明治の時代変革の波の中で、両替商の若奥さんとして、これまでの常識を打ち破っていく姿が、見ていて爽快感を与えてくれます。今後の展開がとても楽しみです。特に、薩摩の五代友厚が登場しますが、どのような関係性を持っていくのか、期待して見ていきたいと思います。
 そしてNHKBSプレミアムでは、同時に以前放映されていた「どんど晴れ」を再放送しています。こちらも、なかなか面白い。放映されていた時期はいつかわかりませんが、当時は全然見ていなかったので、こちらも同時に楽しんでいます。舞台は盛岡。昨年、訪問した街なので、その分、興味もわいてきています。
 こちらに来てから一年半経ちましたが、私は朝ドラファンであることを今になって自覚し、実感しているところであります。私の一日の生活の一部になりつつあるのかもしれません。
[PR]
by shin-pukupuku | 2015-10-20 09:37 | 雑感 | Comments(0)

最新の社会科教育研究を読む。

 最近送られてきた『社会科教育研究』No.125を読みました。今回の特集は「人口減少によって変化する社会と社会科教育の可能性」という興味をひくものでした。
 内容は昨年度静岡大学で開催された学会でのシンポジウムをまとめたものでしたが、池野氏がその趣旨とまとめをわかりやすく、そして論点についても整理していて、どのような発表が行われ、どのような議論が行われたのかということを惹起させるものであったと思います。それぞれの発表者の論考を読むと、発表者の問題意識が相違しているために、バラバラな論考をならんでいるだけという印象を持ちますが、池野氏の整理でこのシンポジウムの意義を感じることができました。
 そんな中で私がもっとも興味を持った論考が、坪田氏の「多文化共生社会に向けた社会科の単元構成の枠組み」というものでした。「社会的結束」や「葛藤」をキーワードにして、多文化共生と民主主義を両立させる理論を、カナダのアルバータ州のカリキュラムをもとにして論じています。このカリキュラムでは、「深い多様性の尊重」「結束への積極的な意思」「多様性の調整」の観点から「K-G12」を通した長期間の視野で、カリキュラムを螺旋状に構造化しているわけです。この提案は、今後の世界における多文化共生と民主主義を確立する教育の先駆的なモデルになるのではないかと思いました。
 ただ、各国での状況はそれぞれ違うので、はたして日本で同じようなカリキュラムを開発するとしたらどのようなものがベストなのかという点においては、提案はまだ不十分な気がしました。しかし、今後、この研究は「日本型モデル」として改変されることだと思います。なかなか面白いなあと思いながら、読むことでした。ときどき、ヤクルト対巨人戦を見ながらでしたが…。
 
[PR]
by shin-pukupuku | 2015-10-18 10:12 | 教育関係 | Comments(0)

ついに優勝か。

 私の大好きなプロ野球チームヤクルトが、いよいよクライマックスシリーズ決定戦に王手をかけました。昨日も夕方6時過ぎから試合を見て、ヤクルトを応援していました。仕事もほどほどにして、早く自宅へ帰ってきたのです。
 私がテレビ中継を見ると、どういうわけかヤクルトは負けてしまうのです。第1戦もそうでした。そのため、第2戦は見なかったのですが、見事な勝利。そして第3戦のきのうは、私がテレビを見たのにもかかわらず、2-0で勝利しました。ジャイアンツの貧打に助けられたという感じの試合でした。思わず、バンザーイと叫んでしまいました。
 15年ぶりのセリーグの優勝でしたので、ヤクルト故に、次の機会は、またまた先のことになるでしょう。ですので、こんな機会はそんなに来ないと思い、今は個人的に応援しているわけです。
 先日、立ち読みした村上春樹の自叙伝では、ヤクルトの応援を外野席でしているときに、なんとなく小説が書けるかもしれないと思ったということでした。私も村上春樹と同じように、ヤクルトを応援していると自分自身に元気が沸いてきます。
 25日(日)の日本シリーズは学会の帰りにぜひ神宮球場へ行って応援してこようと思いましたが、調べたところ、ソフトバンクの福岡で試合が行われると知って、がっかりでした。私はこの3年間で4回、ヤクルト戦を見ていますが、すべてヤクルトの圧勝です。そんなこともあって、私が応援に行けば、ヤクルトが勝利すると思ってのことなのですが、実際のところは、ビールを飲んでニタニタしているだけなんですけどね。応援グッズの傘ぐらいは買ってみようとは思っています。
[PR]
by shin-pukupuku | 2015-10-17 10:44 | 雑感 | Comments(0)

不義理

 実は、12日から15日まで鹿児島に帰省していました。義父の年忌のためです。石巻にいると、遠く離れている故に、不義理なことになってしまいます。特に、お世話になった方々の葬儀に参列できないということが多くなります。このブログでも紹介しましたが、本年になって亡くなった川嵜先生と永﨑先生の墓前には線香をあげたいと思っていました。
 12日は実家である兄の家に寄り、学位の報告を亡き父、母に報告してきました。
 13日は、K池中学校でお世話になった永﨑先生の自宅に寄り、線香をあげてきました。
 14日は、義父の年忌に参加してきました。
 あっという間の鹿児島滞在でした。本当はもっとながいこといたかったのですが、仕事の関係で石巻へ帰ることでした。亡き川嵜先生の墓にも線香をあげてきたかったのですが、時間がありませんでした。次の機会はぜひ足を運びたいと思います。
 離れている故に、不義理なことになってしまいます。どうしようもないことかもしれませんが、お世話になった方々への感謝の思いは胸に刻んでおきたいと思います。
[PR]
by shin-pukupuku | 2015-10-17 10:31 | 雑感 | Comments(0)