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トップダウンの弊害

 日和幼稚園の送迎バスでの被災事故についての判決書を読んでいます。判決書教材として作成する予定です。専門職研究という授業で、2時間分の防災教育のコマをいただいたので、その時間に活用します。
 内容を読んでいくと、私が強く感じるのはトップダウンの弊害です。幼稚園の先生方は多数いましたし、運転手も何人かいました。ところが、情勢を読み損ない、情報連携もうまくいかず、悲惨な結果を生み出してしまいました。大きな地震の後に海岸沿いの低地にバスを出し、住民が避難している中、園児を自宅に届けようとした判断の問題性を強く感じます。自宅に届けても、保護者は避難していていないわけです。それにもかかわらず、保護者が見つかるまで自宅でバスを待つという事実もあったようです。
 なぜ、園の先生方は園長に対して、正しい判断に導く意見交流をしなかったのか。判決書に記されているのは、園長の判断のみです。先生方と園長との相互の意見交流については何も記されていません。私は、そこにトップダウンの危うさを感じてしまいます。大川小学校の事故についても同じような匂いを感じてしまいます。
 命にかかわる重要な問題は、一人に任せるのではなく、できるだけ多数の意見を交流する中でその判断性を高める必要があるのだと思います。
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by shin-pukupuku | 2016-04-29 09:12 | 教育関係 | Comments(0)

歴史を学ぶ意味

 本日の授業ではタイトルについて学生たちに考えさせました。
 私が予想していた以上の回答をしてくれました。中学高校と成績優秀であった学生たちは、歴史を学びことの意味をつかんで、歴史の授業を受けていたことがわかりました。私の経験では、「なぜ歴史を学ぶのか、よくわからない」「歴史は暗記教科だから…」「受験科目だし…」という中学生の声をたくさん聞いてきました。そのような生徒たちにどのように説明するか、発表してほしいと投げかけたのです。
 私はこれまで、社会科の授業びらきで、このテーマについて生徒たちに語ってきました。それは、歴史だけでなく、なぜ社会科を学ぶのかということについて説明してきたつもりです。生徒たちはわかったような顔をしていましたが、時間が経つと前述した疑問の声を聞いたものです。
 授業では、このテーマに悩まなくてすんだ時代があったと投げかけ、それが戦前・戦中であり、どうしてそうだったのかについて、角田将士論文を参考にして説明していきました。
 そして、国体の精華に基づく歴史教育が最終的に不幸な時代を生み出すことに加担してきたことを説明しました。
 授業後の感想を読むと、学生たちは歴史教育が内包する子どもたちへの影響力を学ぶことができたようです。
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by shin-pukupuku | 2016-04-28 09:07 | 教育関係 | Comments(1)

放課後等デイサービス

 今まであまり考えたことはありませんでした。障がいのある子どもたちは、放課後をどう過ごしているのかということです。昨日、保育・教育研究という授業で、2年生の学生たちと施設を訪問し、見学しました。その1つに「放課後等デイサービス」がありました。障がいのある子どもたち、特にそこには中学生から高校生までが、そのサービスを受けていました。見学したときは、利用者みんなで作品を作っていましたが、私はこのような施設があり、そのようなサービスがあるということも初めて知ることでした。障がいのある子どもたちの放課後支援サービスについては、まったく私の頭の中から抜け落ちていましたので、新鮮な気持ちで見学し、説明を聞くことができました。同じような施設はどんどん増加の傾向にあるのだそうです。そうですよね。障がいのある子どもたちを持つ保護者にとっては、子育てにおいて重要なニーズの1つだと思いました。
 学生たち以上に私の方が積極的に勉強したような気がしました。質問もいっぱいしてしまいました。
 この社会には、まだまだ勉強していくことはいっぱいありますね。まあ、当然のことですが…。
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by shin-pukupuku | 2016-04-27 08:52 | 教育関係 | Comments(0)

日頃の練習の成果

 先日の東北風土マラソンの結果が発表されました。私はハーフマラソンで270位ほどでした。なんだ、たいしたことないなあと思いましたが、よく見ると、参加者が1800人。しかも、18才以上の中での順位でしたので、50才以上で最初のチャレンジにしてはよく頑張っている方だと自画自賛です。これも、半年以上続いている日頃のジョギングの成果だと思います。
 しかし、順番にこだわるなんて、やはり私は参加することを楽しんでいないのかなと自分自身で感じてしまいます。身についた小さいときからの性なんでしょうか。すぐに競争したくなっているんでしょうね。何人も抜いて走ったことが気持ちよかったと思っている自分がいます。情けないですね。
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by shin-pukupuku | 2016-04-26 06:12 | 雑感 | Comments(0)

益川敏英『科学者は戦争で何をしたか』集英社新書

 著者は2008年にノーベル物理学賞を受賞した科学者であることは、御存じだと思います。著者は科学者である前に、人間として人類を愛さなければならないことを恩師の言葉をもとに、強く訴えかけます。そのことを、実際の生活において実践した人物なのだと思います。ノーベル賞を受賞するぐらいの方なので、ずっと研究に没頭していたと思っていたのは、私だけではないでしょう。益川氏は、組合運動に力を入れたり、科学者9条の会を主催したり、研究者と同時に生活者であることを実践していました。それは、戦争体験が背景にありました。
 核廃絶を訴えるラッセル・アインシュタイン宣言や反戦を掲げるパグウオッシュ会議、民生にも軍事にも使える「デュアルユース」などの問題についても、この著書で学ぶことができました。
 研究者としての姿勢について深く考えさせられる著書となりました。
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by shin-pukupuku | 2016-04-25 14:42 | | Comments(0)

無事に完走

 この年になって初めてハーフマラソンに挑戦しました。本日登米市で行われた東北風土マラソンです。このマラソンは競争ではなく、走りを楽しむという趣旨で行われていました。そのために、給水ポイントで東北の食が振る舞われ、仮装で走っている人たちも多く見られました。
 私の目標は完走。はたして可能なのかと始まる前は少し不安でしたが、走っているうちにこれは大丈夫そうだなあと思いました。私はこの半年以上、ずっとジョギングをしてきましたので、他の人たちよりもずっと楽に走っている感じでした。ゼーゼー言って走っている人がいる中で、私はそれほどきつくありませんでした。そのためか、10kmぐらいからペースをあげましたが、どんどん抜いていきました。気持ちがいいぐらい、多数のランナーを抜きました。
 長沼湖の周りを走りましたが、景色が良く、天気もぽかぽかと晴れていて、また、沿道では地域の人たちの応援がありました。気持ちいいなあと走っていたら、あっという間に15kmぐらい過ぎていました。しかし、ペースをあげたために、最後の4kmぐらいは足が痛くなり、きつくなりました。
 なんだ、ハーフマラソンってこれぐらいなんだという感じでした。しかし、マラソンにはチャレンジするのはやめます。ハーフを終わった後、さらにもう1周走るなんて、この年では無理でしょう。
 記録は1時間58分。50代で最初のチャレンジにしては、2時間を切っていますので、なかなか満足できるものでした。
 ところが、自宅にもどってきたら、足の痛いこと痛いこと。これは数日は痛みが続くかもしれません。こまったもんだ。
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by shin-pukupuku | 2016-04-24 16:31 | 雑感 | Comments(0)

うれしいかぎり

 今年も研究仲間や友達、知り合いが東北まで足を運んでくれそうです。とてもうれしいかぎりです。
 6月には大学院同期のSさんが学会で仙台にやってきます。その時に、いっしょに飲んで、石巻フィールドワークにつきあうつもりです。昨年の学会の時は、私の都合でお世話できませんでしたので、今回はその分も含めてお世話したいと思っています。
 8月には鹿児島の仲間3人がやってきます。東北旅行をする予定です。近々、そのコースを考えていきたいと思っていますが、とても楽しみです。にぎやかで思い出深いものになるのではないかと思っています。
 10月には台湾の知り合いの先生が、台湾の先生方を多数連れて石巻を訪問する予定です。その計画についてもお世話する予定です。
 さらに10月末には、初任地でお世話になった先生が、仙台での研究大会参加のために来られるようです。転勤の案内に書かれてありました。長いことお会いしていませんが、連絡を取り合ってぜひお会いしたいと思っています。
 普段は単身赴任でひとりさびしく生活しているためか、上のように知り合いや仲間が訪問していただけると、私もとてもうれしいかぎりです。
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by shin-pukupuku | 2016-04-22 06:36 | 雑感 | Comments(0)

事務仕事

 私はどちらかというと事務仕事は嫌いではないのかもしれません。中学校教諭の時に鍛えられてきたからでしょう。どんどん事務的な作業をお願いされますし、また自分からやっています。昨年は博論執筆もあったので、できるだけ逃げるようにしていたのですが、それでもしらないうちに教職関係の仕事が山積みになりました。
 今年は、比較的余裕があるので、自分から進んでやることにしています。いまのうちに恩を売っておけば、そのうちにいいことはあるでしょう。忙しくなるというのは充実した毎日が送れることにつながっていると自分に言い聞かせて事務仕事をこなしています。
 本日も朝から事務仕事をこなしています。やっと書類一式を終わらせ、午後の会議に間に合いました。次は、別の書類も作成しないといけません。仕事はどこまでも続くという感じでしょうかね。
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by shin-pukupuku | 2016-04-21 12:17 | 雑感 | Comments(2)

藤田孝典『下流老人』朝日新書を読む

 話題の本だけありますね。衝撃的な内容でした。そして、怒りさえわき上がってきました。高齢者の中に、経済的に困窮する方々が増えていることは、どことなく感じていました。そういえば、私が関わっている仮設住宅自治会連合会でも、高齢者の孤独死の問題が話題になります。その背景に、震災による被害だけではなく、経済的な困窮の問題があることを改めて感じさせることでした。
 著者が述べるように、日本の現代社会における社会保障システムの問題性が大きいことを痛感することでした。そしてそれは、政治の問題であることも強く感じました。どう猛な資本主義が姿を現していることを、このブログでも何度も指摘してきましたが、現在の社会状況は、もう待ったなしなのかもしれません。この本を読みながら、悲しくなりました。貧困は「自己責任だ」という声は、貧困世帯を差別し、大きな問題性を抱える発言であることを改めて考えることでした。
 政治の力で、社会保障システムを充実させることが今求められています。
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by shin-pukupuku | 2016-04-20 19:24 | | Comments(0)

自転車を買う

 先日、思い切って自転車を購入しました。ママチャリですが、5段変速の自転車です。石巻は平地が多いので、利用価値はあるような気がしています。
 一番の目的は、歩くと20分以上かかってしまう駅までの時間を短縮しようと思ったからです。駅周辺は無料で自転車を止めることができます。今年から仙台に行く機会が増えそうですので、自転車を利用しようと思ったのです。昨日は大学まで自転車で行きましたが、かなりの強風のためか、研究室に着いたときはぐったりと疲れてしまいました。
 この年になって、自転車を利用して移動するとは思いもしませんでした。しかし、健康のためにも良いですし、これからもどんどん利用していきたいと思っています。ちなみに駅までの時間は15分以下となりました。ありがたいものです。
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by shin-pukupuku | 2016-04-19 20:36 | 雑感 | Comments(0)