歴史地理教育今月号

 タイトルの雑誌の目次を見ると、なんとska37oの名前があるではありませんか。まず最初にその記事から読み始めました。鹿児島県の活動の状況が丁寧に記されていました。「地道に歩み続ける」というタイトルが、よく伝わってくる内容でした。知覧フィールドワークの写真が同時に掲載されていますが、なつかしい顔もチラホラ。それにしても写真のいちばん左にいる人は、私に似ているなあと思うことでした。
 特集は「ベトナムが描くアジアの未来」というものでした。戦後のベトナムの歩みがよくわかりました。その中でも、小山道夫「ベトナム・ストリートチルドレンの『子どもの家』」については、その取り組みに敬服することでした。継続して地道に取り組んできたこの活動のすばらしさを感じることでした。
 ベトナムについては、今から10年ほど前に県社研フィールドワークで私が計画をたて、参加者を募りましたが、会員の希望が少なく、直前でキャンセルにしたことがあります。それは、Sさんのベトナム戦争に関わるレポートに触発されたからでした。社会科教師として、ベトナムに足を運び、現地で学ぶ必要があると考えたのです。今回の特集としての論文を読んで、その時実現できなかったことを思い出し、残念な思いを改めて感じることでした。
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by shin-pukupuku | 2016-06-30 08:55 | | Comments(2)

助かった!

 昨夕は大変でした。持っていたはずの財布が見つからず、1時間ほど探していました。
 まず、昼食時に財布がいつものバッグの中に見つからず、結局、学内のコンビニでスイカで弁当を購入しました。その時は、おそらく自宅に忘れたのであろうと思っていました。
 ところが、夕方に自宅の部屋を探すも財布は見つからず、再度研究室に戻り、財布を探しましたが、見つかりませんでした。途方に暮れてしまいました。
 再度、昨日からの自分の行動を思い出し、いつどこで財布を出したのかを振り返ることでした。
 そこで浮かんできたのが、昨夜のイオンでの買い物。よく考えると、そこから財布を見た記憶がないのです。これは、ひょっとしてイオンで財布を盗まれたかなと一瞬、いやな気がしました。慌てて、イオンの電話番号を調べて、インフォーメーションセンターと連絡をとりました。
 私の財布の特色と中に入っていた免許証を説明すると、係員がひとこと、「あります」。
 しかも、中身のお金までそのまま入っているとのこと。しかし、昨夜の大雨で財布はびしょ濡れで中身も濡れていることの説明がありました。
 急いで、イオンに車を走らせました。担当者から財布を受けとると、たしかにびしょ濡れでしたが、カードもすべてそのままの状態でありました。
 担当者の話では、「駐車場に落ちていて、雨でびしょ濡れになっていたのを従業員が拾った」とのこと。私は、心の底から喜びました。なんと感謝していいのかわからないほどでした。
 お礼に、いつもは近くの生協で買い物をするのですが、この日はイオンで買うことでした。
 ついていたのは、昨夜イオンで買い物をして帰るときは9時半頃で、駐車場にお客さんはほとんどいませんでした。おそらく車に乗るときにポケットに入れていた財布が落ちたのでしょう。私はそれに気づかず、朝までそのまま落ちていたというわけです。それを朝一番に従業員が発見し、そのまま落とし物のところに預けてくれました。
 これが、日中だったりしたら、どうなっていたかわかりません。本当についていたなあと思うことでした。それにしてもこれからは日常的に持ち物に気をつけていきたいと思います。
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by shin-pukupuku | 2016-06-29 09:18 | 雑感 | Comments(0)

6月の教育実習と就活

 先日、ある学生から相談がありました。来年度の6月教育実習が、大手企業の就活と重なる可能性が高く、どうしたら良いのか悩んでいるというものでした。
 先日の朝日新聞教育欄でも、まったく同じ問題を特集記事としてあげていました。一般企業への就職か、教職関係へ進むのか、悩みながら両方の選択で将来の職業を決定しようと考えている学生もたくさんいると思います。私もそうでしたし、それは仕方のないことなのかなと思ったりもします。教職の免許をとろうと考えるものは、かならず教職関係への就職を第一にすることと主張される先生もおられますが、私は本人の職業選択の自由を大事にしたいと考えます。
 教育実習中に面接の案内が来たらどうしたらよいのか、これは学生にとっては深刻な悩みです。基本的に実習を休んで面接に行くことはきびしいかもしれません。それは、実習を学校側にお願いしているからです。では、面接日を別の日に変更してもらうというのも、企業によっては可能のようですが、不可能のところもあるようです。それに、教育実習中で面接日を別の日に変更してくれませんかとお願いすることは、企業の人事担当者に、教職免許をとろうとしていて、教職への道も模索しているということを教えてしまうことにもなります。心象を悪くすることにつながるでしょう。内定がそのことでもらえないことになるかもしれません。
 では、どうしたらよいのでしょうか?教育実習で体調不良という理由で実習を一日休むか?それも一日ぐらいだったらばれないでなんとかなるかもしれませんが、そのようなずるいことはできないという学生もいることでしょう。しかも、研究授業日と重なってしまったら、休むことはほとんど無理になってしまうでしょう。
 本年度から始まった就活6月解禁は、教育実習と重なり、4年生の実習生には深刻な問題につながっています。
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by shin-pukupuku | 2016-06-28 09:14 | 雑感 | Comments(0)

 西島秀俊、竹内結子、香川照之が出演し、監督は黒沢清作品の映画です。
 警視庁で犯罪心理学の専門家として連続殺人犯の取り調べをしていた主演の西島が、取調中に犯人の説得に失敗し、自分自身も犯人から刺され、それを機に大学教員に移り、未解決の事件にいどんでいくというものです。その事件と隣人の男が重なっていくストーリーです。
 ストーリーそのものは意外性があり、観客の興味を惹いていくと思いますが、どうも場面場面で解せないところがありました。特に終盤の方では、なんでそうなるのというところもあって、意味がよくわからないという印象も少しありました。また、演技についても香川はなかなかのキャラクターぶりを発揮していましたが、それ以外の俳優は淡々と演技をしているという印象でした。その演技が、逆にこの映画の怖さを示そうとしているのかもしれませんが、よくわかりませんでした。ただ、最後の竹内結子の叫びだけは、強烈な印象だったと思います。この映画はそのためにだけ、作られていたような気もしました。
 映画全体としては、ストーリーの展開が興味深く、見る人を飽きさせないとは思いますが、なぜなんだろうという疑問符がある映画でした。
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by shin-pukupuku | 2016-06-27 09:13 | 映画 | Comments(0)

5年過ぎても…

 新しいジョギングシューズを購入しました。この1ヶ月ほど、どれにしようかと悩んでいましたが、結局、ナイキのシューズにしました。色は黄色です。
 本日、そのシューズをはいて、ジョギングしてみました。靴一つで変わるのでしょうか?いつもよりタイムが2分ほど速く、距離的にも1時間10分も走ってしまいました。価格帯は1万円ほどなのですが、前のアシックスはクッションが良く、アスファルトからの衝撃が少ない感じがありましたが、今回のナイキはフィット感がとても良い感じです。ただ、アシックスよりも衝撃があるような印象を持ちました。いずれにせよ、『ランナーズ』の記事で見たように、ジョギング用のシューズは1万円以上のものを買うというのがベターであるというのはたしかです。ジョギングすると、足とか膝とか腰とかに衝撃がありますので、それを緩和するためには、より品質の高いシューズのほうが良いようです。
 ジョギングの次の目標は、10月ぐらいにハーフマラソンに出場しようと思っています。その日のために、新しいシューズでジョギングを楽しんでいくつもりです。
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by shin-pukupuku | 2016-06-26 10:18 | 雑感 | Comments(0)

 著者については戦争体験を取材した三部作の1つ『昭和二十年夏、僕は兵士だった』という本を読んでから、注目してきました。『硫黄島 栗林中将の最後』(文春文庫)も話題になりました。戦争を人間の目から見つめ、一人一人の命の尊厳を大事にして書かれる人だなと思っていました。
 今回の作品は、これまでとはひと味違う全国に残る鉄道「廃線」に注目したものです。彼女は鉄道ファンであり、特に廃線ファンであるようです。
 当初は、何気なく気分転換に読んでいた本でしたが、読み進めるにつれて、その魅力に心惹かれていきました。著者の記事にある全国各地の廃線について、写真を見たり、文字を通して想像していくうちに、どことなく癒やされる自分がいました。
 私は熱烈な鉄道ファンというわけではありませんが、興味や関心はあります。めずらしい鉄道ものがあると、子どものように近づいてしまう傾向はあります。それは、父が国鉄マンだったことと、私の名前が最初は「鉄郎」という案だったというのも少しは影響しているのかもしれません。
 ともかく、この本には、ストレスを発散してくれる不思議な魅力があると思いました。
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by shin-pukupuku | 2016-06-25 10:59 | | Comments(0)

定期テストの問題数

 先日、元同僚から相談の電話がありました。内容は、同じ学年で社会科を教えている再配のまだ若い同僚が、テスト問題数が120ぐらいのものを作成して困っていること、そのことについて話をしても聞く耳を持たなくて困っているので、何かよい説得の方法はないものかという内容でした。
 私はテストの問題については同じ社会科教員で事前に相談して作成し、問題がある場合は検討するというのが常識だと思い実行してきました。今までそのようなことは聞いたこともないために、思わず驚いてしまいました。
 校長や教頭に相談しながら、社会科教員全員で説得するしかないのではないかとアドバイスしましたが、先輩教師の助言を謙虚に受けとめようとしない姿勢に、教師としての適性があるのかと思いました。
 その相談を受けて、定期テストの問題はどの程度が適切なのかを考えました。社会科教師は問題を作成した後に、問題数を数える方が多い印象を持っていますが、私もその一人です。数学の先生は、問題数を検討してから問題を作る方が多かったと思います。社会科も数学科の先生に見習うべきだと思います。
 私が妥当だと思う問題数は、各2点の50問。この中には記述式も含めてです。生徒たちにとっても問題を50分で解くには、適切な時間だと思います。それでも1分で1問という時間です。いやそれよりも問題数を少なくして、30問ぐらいが本当のところは良いのかもしれません。しかもその問題は、知識を問うのではなく、学習した内容の適切さを問う問題が良いと思います。
 学生たちに授業で聞いてみました。高校時代に100問以上の問題のテストがあったという学生が3名ほどいました。すべて進学校。ある高校は、120問満点で最後に120分の100をかけるのだそうです。驚きました。そのような問題づくりをしている社会科の教師が一部いるということです。明らかな知識偏重、知識蓄積主義。数年後に実施される大学入試センター試験の改革を視野に入れた学力像の変更はどうなっていくのでしょうか。
 定期テストの問題についての相談の電話でしたが、私にとっては参考になる問題提起となりました。
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by shin-pukupuku | 2016-06-24 09:12 | 教育関係 | Comments(2)

 安井俊夫の授業実践の特色を、学生を中学生にして模擬授業を見せることで理解させようと考えていました。授業内容は、「アヘンを燃やせ」というヨーロッパのアジア侵略のところです。現在使用されている教科書をコピーして、安井俊夫作成の資料を準備して、授業を行いました。久しぶりの中学生向けの社会科授業です。
 ところが、調子が出ません。うまくいかないのです。私の事前準備不足というのもありますが、大学生の状況を把握していないためでしょうか、発問に対する反応は非常に鈍く、しまいには、「発問の意味がわかりません」という有り様。予習プリントとしてのワークシートは、私が独自に今の教科書に合わせて作成したのですが、それが授業中の発問とうまくかみあっていなかったこともうまくいかなかった要因でした。
 学生はつまらなそうに私の説明を聞いていました。いつのまにか、講義型の授業になっていました。
 そこで、途中で模擬授業をやめて、安井の授業シナリオを配布し、それを資料にして安井の授業の特色を説明することでした。すると、安井の歴史授業の独自性と特色が学生にも理解されてきたのでしょうか、顔に理解したという表情が出てきました。
 私は安井の授業を直接あるいは映像などで見たことはありません。しかし予想されるのはテンポよく授業が進んでいくのでしょう。そして最後は安井の投げかける中心発問に積極的に発言する生徒たちの姿があるのだと思います。
 安井の「子どもが動く社会科」は1980年代から90年代にかけて、日本の社会科教師に大きな影響を与えたと思います。そして、その授業は楽しくわかる授業として子どもたちにも支持されたと確信しています。しかし、2000年代になって、その課題と限界も見てきたと私は思っています。実際、私の経験でも、安井型の授業を提供しても、次第に生徒たちの授業に取り組む意欲などの状況は、90年代よりも低くなっていった印象があります。それは、教材がビジュアル化し、ネット環境も整うなどの学習環境の変化が大きいと私は考えます。子どもたちが提供する教材に対して、驚きや関心を持たなくなってきたのです。
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by shin-pukupuku | 2016-06-23 10:42 | 教育関係 | Comments(6)

すぐれた授業とは…

 昨日は午後から近くの小学校に学生を連れて観察実習に行きました。わざわざ学生のために授業提供していただいた先生は、教員歴33年のベテラン教諭。授業は小学校2年生の算数でした。時間帯は6校時で、以前は低学年の6校時はなかったということのようですが、学力向上のかけ声で今では6校時がある日もあるんだそうです。そのために眠気がおそって集中力の切れる児童もいるということのようでした。
 ところが、6校時にもかかわらず、子どもたちは集中して授業に取り組んでいました。学習面のルールも確立して、しつけが行き届いているという印象を持ちました。ペア学習や発表学習、最後の記述によるまとめなど、緻密な計算のもとで創り上げている授業という印象でした。授業を見事に創り上げるマイスターと呼んでも良いぐらいのすぐれた授業でした。
 先生は、算数の授業の進め方、授業技術、子どもたちの状況などを踏まえて、授業を創り上げてきたことを授業後の講話で語ってくれました。発問や説明、指示だけでなく、授業中の教師の立ち位置、学習理解の早い児童と遅い児童への対応など、授業づくりに必要な要素をすべて含めて授業づくりを行ったことを語ってくれました。授業のすばらしさは、だれ一人も集中力が切れたり、時間をもてあましたりする子どもがいないところや、子どもたちの表情に表れていました。
 学生たちは、初めて小学校で教師の視点から授業観察したわけですが、この授業の良さがよく分かっていないようでした。最後に私の方から、いかにこの授業が優れたものであったかについて、解説することでした。
 そしてなんといっても優れたところは、この先生が学生たちからも授業についての意見を求め、誠実に受けとめて授業改善に努めようとしていたところでした。疲れ切っていた私の頭が、この授業で元気を与えてもらいました。感謝感謝でした。
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by shin-pukupuku | 2016-06-22 09:29 | 教育関係 | Comments(0)

一ノ関で

 巡回指導の帰りに、一ノ関の釣山公園に寄りました。古代中世から山城として利用されていた釣山は、一関市内全体を眺望できる高台にありました。鹿児島市内でいうと、城山と同じような感じでしょうか。植生も豊かなようで、緑いっぱいの情景に心惹かれることでした。征夷大将軍の坂上田村麻呂もこの地に陣をかまえて、蝦夷と対峙したようです。頂上には、坂上田村麻呂に関わる神社もありました。
 そういえば先日のNHK歴史番組で、坂上はアテルイを高くかっていて、彼の命が助かるように助命活動に奔走したということでした。大和朝廷と蝦夷の戦いは正面からのぶつかり合いだけではなく、懐柔策をとりながら支配していったようでした。一ノ関もその戦いの場であったことでしょう。鹿児島では考えられないほど広い平野と山々。悠久の歴史を思いながら、しばし時間をつぶすことでした。
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by shin-pukupuku | 2016-06-21 12:20 | 雑感 | Comments(0)