台風10号

 東北地方に観測史上初めて、台風が上陸しました。初めてということもあり、私も台風対策を自分なりに行い、台風に備えました。部屋から外出しないということを第一にしました。近くには旧北上川が流れ、石巻市の中でもすぐに避難待機情報が流れた地域だからです。堤防が決壊ということになると、周辺は大変な状況になることも予想されました。また、停電の心配もありました。
 部屋に一日中いました。勤務先も休業になったことをホームページで知りました。
 ところが、台風は思った以上に風が弱く、雨も強くありませんでした。おそらく、台風は石巻よりも東の方を通過したからだと思われます。台風の勢力では、中心から西側は勢力が弱いというテレビ解説を聞きました。夕方になってもそれほど驚くような状況はなく、気がつくと気仙沼に上陸していました。鹿児島での台風直撃を何度も経験している私からすると、こんなのは台風ではないと思うほどの状況でした。
 しかし、被害が少なかったことを心より喜びたいと思います。私はなんらかの被害がたくさんあるだろうと予想していました。予想ははずれましたが、むしろ外れた方が良かったのは明らかです。災害は想定以上の備えをして、何もなければそれは優れた対策だったと思います。津波の被災地故に、経験上、それは大事なことだと今回も痛感しました。

[PR]
by shin-pukupuku | 2016-08-31 09:31 | 雑感 | Comments(0)

 毎年真夏に実施されてきたHくまフィールドワークでは、これまでさまざまなトラブルエピソードがありました。そのたびに大笑いをしてきました。そのエピソードの中核をになう人物があまのじゃく氏でした。
 今回の東北旅行では、それほど大きなトラブルは発生しませんでした。あまのじゃく氏も、財布を置き忘れたぐらいで(これもよく考えると大きなトラブルですね)、私たち4人がおじさんとして成長した証だと思います。
 その中でも、最大のトラブルは、八甲田丸駐車場締め出し事件だったと思います。「臨時駐車場」という張り紙を見て、その中に車を止めて見学先からもどると、柵をされていて出れなくなっていたのです。あとからよく見ると、「臨時駐車場」は八甲田丸見学の駐車場ではなく、バス会社の「臨時駐車場」であったようです。八甲田丸の展示を見学し、青森ねぶた館で満足して戻ってくると、柵の中にある私の車が目に留まりました。
 車の周りはロープでしたので、それを高く持ち上げればなんとか出れそうでした。ところが、その先に鉄製パイプの柵があり、鍵がされていて持ち上げることができませんでした。
 H須賀さんとあまのじゃく氏がロープを高く上げ、第一関門を通過しました。すると、離れた場所にある鉄製パイプに注目していたska37oさんがそのパイプを持ち上げ、こっちから出れるよと合図をしてくれました。早速、そちらの方に車を走らせると、なんとか無事に脱出できしました。その間の時間は5分もかかりませんでした。これが一人だったら、どうなっていたでしょうか。おそらく、まず第一関門のロープから脱出できず、さらに離れたパイプに気づくことも時間がかかったと思われます。4人の力だなあと思いながら、ほっと胸をなでおろすことでした。
 短時間でしたので、大きなトラブルとして感じられなかったと思われますが、私の中では最大のピンチでした。もし車を出せられなかったら、きちんと駐車場表示をせず、まぎらわしい案内をしていた八甲田丸関係者にどなりこんでいたかもしれません。終わった後になると、笑い話になっていきますけどね。

[PR]
by shin-pukupuku | 2016-08-30 10:07 | 雑感 | Comments(0)

コンクリートの中の街

 東北旅行最終日は、アマノジャク氏とH須賀さんを花巻空港で見送った後、ska37oさんと陸前高田市に向かいました。被災地であるこの街は一本松でも有名ですが、それ以上にコンクリート漬けにされた街という印象を持ってしまいました。その街の風景が次の写真です。
f0048182_08512478.jpg
f0048182_08520859.jpg
 左側のコンクリートは新しく作られた防潮堤。右側は震災遺跡としての一本松と被災したユースホステルです。高い防潮堤によって海はまったく見えませんでした。市民の命を守り同じ過ちを繰り返させないという防潮堤だと思いますが、自然を人間の科学の力で克服するという思想が底流にあるような気がしました。自然との共生ではないようです。
 この街の風景は、震災以後の町づくりによって私に人間と自然との関係性を再考察させるものとして目に映りました。改めて震災被害の大きさとそれ以後の復興について考えさせる時間となりました。

[PR]
by shin-pukupuku | 2016-08-29 08:59 | 雑感 | Comments(0)

弘前の一風景

 東北旅行の最終日は、弘前でした。前夜は打ち上げと称して飲み過ぎてしまいました。深夜遅くまでとなってしまいましたが、翌朝は5時過ぎに起きて、6時頃からジョギングをしました。初めての街を走りながら、目新しい風景に心を奪われ、気がつくと1時間も走っていました。汗もびっしょりかいて、前夜のアルコールはぬけていました。
 そのジョギングの際に目に止まった風景が、次の写真です。f0048182_15544509.jpg
 弘前公園から見た風景です。実は、この場所は弘前城のすぐ近くで、通常は有料料金をとるところなのですが、早朝は地域の人たちがたくさん入り込んでいました。
 向こうに見える山は、岩木山です。多くの人たちがなぜこの場所に集まっているのでしょうか?
 それは、ラジオ体操の参加のためでした。みなさん、ラジオ放送に合わせて、岩木山に向かってラジオ体操をしていました。この弘前の地にも、生活の一部としてラジオ体操に参加している人々が多数いること、そして岩木山に向かって行っていることが印象深かったです。鹿児島でも桜島に向かってラジオ体操していますよね。
 早起きしてジョギングしたことで目に出来た風景で、少しだけ得をした気分になりました。

[PR]
by shin-pukupuku | 2016-08-28 16:02 | 雑感 | Comments(0)

予定になかった橋野鉱山

 東北旅行の二日目は、民話とフォークロアの街「遠野」を満喫する計画でした。「遠野物語」で有名な柳田國男について学びたいと思っていました。資料館などを訪問し、柳田が遠野出身の「佐々木喜善」から遠野物語の原型となる民話を聞いたことが展示でも説明されていました。これは現在の社会では、剽窃ではないかと話題になりました。現在の価値観から考えると、遠野物語は柳田と佐々木の共著にすべきであったことでしょう。柳田は佐々木をそれ以後見捨てたわけではありませんでした。むしろ、佐々木を民俗学の世界に導いていったと思われます。
 さて、遠野を満喫した後、H須賀さんが広げた地図を見ると、世界遺産に認定された釜石の橋野鉱山が遠野寄りのところにあることに気づきました。参加者全員の意向は、ぜひ行ってみようということになりました。ska37oさんがハンドルを握り、高くて曲がり角の急な狭い道を駆け上がっていきました。1時間ほどの峠の頂上に、目的の橋野鉄山はありました。
 橋野鉄山の横には清流が流れていました。かなりの水量でした。川の流れる音の中に、高炉跡が3カ所残っていました。
f0048182_10102943.jpg
当時を想像しながら私はこの地を歩きました。足元には鉄の石くずのようなものも落ちていました。歴史の一コマに自分も入り込んだ気分になりました。清流の影響で涼しさの中での訪問となりました。私にとっては忘れられないワンシーンになったと思いました。4人がいたからこそ、いきなりこの橋野鉄山を訪問できたと言っても過言ではないと思います。
f0048182_10151142.jpg

[PR]
by shin-pukupuku | 2016-08-27 10:19 | 雑感 | Comments(0)

楽しかった東北旅行

 本日朝早く、ska37oさんが石巻を離れていきました。楽しかった思い出の東北旅行は幕を閉じて、本日からまた日常生活が始まっています。この4日間は充実した時間でした。ずっと続いてくれないかなあと思うほどでした。このブログでは印象に残ったことをいくつか紹介していきたいと思います。
 その一。
f0048182_11500640.jpg

青森市内の港側にあるアステルという三角形型の高層ビルの展望台から撮った写真です。夕日がとてもきれいです。その光景に心を奪われました。また、このような旅行ができていることに対して、幸せ感を持つことでした。4人の興味関心はかなり重なるので、訪問したいというところはすべて魅力あるところでした。
 手前に係留されている船は、八甲田丸という青函連絡船だったものです。今では、その船内を見学施設として観光資源にしていて、私たちも見学しました。もちろん、みなさんも満足していました。

[PR]
by shin-pukupuku | 2016-08-26 12:21 | 雑感 | Comments(0)

ありがたいものです。

 昨日、石巻に戻ってきました。鹿児島は暑くてたまらない毎日でしたが、こちらはやはり過ごしやすいです。風がすでに秋の気配を感じさせているようです。
 さて、本日より東北旅行を計画しています。いっしょに旅する仲間は、研究仲間の3人です。ska37oさんとあまのじゃく氏、そしてH須賀さんが鹿児島から花巻空港にやってきます。岩手、青森を中心に私の車で観光地を訪問したいと思っています。
 ところが心配なのが、台風。はたして本日中にたどりつくのか…不安です。しかも私は本日午後より重要な会議がはいり、初日ドタキャンになってしまいました。お詫びの言葉も出ないほどです。夕方に花巻へ向かいます。
 とても楽しみです。昨日は車のメンテナンスをしました。だいたいの予定はたてているのですが、途中で意見を聞いて変わるかもしれません。花巻、遠野、盛岡、弘前、青森を今のところまわる予定です。
 こんな遠くまで大金をはたいてくれるなんて、ありがたいものです。そのような友達がいることに感謝しながら、この4日間を過ごしたいと思います。

[PR]
by shin-pukupuku | 2016-08-22 09:23 | 雑感 | Comments(0)

実は…

 実はこの夏からゴルフの練習をしています。昨日で連続して4回、近くのゴルフ打ちっぱなしに通っています。これまで一度も行ったことがなかったゴルフ練習場です。一生、縁がないと思っていました。ところが、大学時代の友達に誘われて、10月に仲間内のゴルフ旅行に誘われました。そのために練習しているというわけです。
 よもやゴルフの練習をするなんて考えてもいませんでしたが、何度練習してもボールはまっすぐ飛びません。ほとんどスライスしてしまいます。あるいは打ち損じて近くにころがるという感じでしょうか。本を購入してそれを見ながらファームを調整して試打するのですが、どうもよくわからないところがあります。それでも、昨日は少しだけまっすぐ飛ぶボールが出てきました。まあ、何回かやっているうちにコツをつかんでいくのではないかと思っています。1時間以上もゴルフ場で練習することはほとんどありません。気分転換でやるというのがいいのかもしれません。しかし、手にマメができて大変です。
 ジョギングとゴルフ練習、健康的な毎日を送っているといえばたしかにそうですが、研究のことも気になって仕方のない毎日です。

[PR]
by shin-pukupuku | 2016-08-18 09:36 | 雑感 | Comments(0)

 先日、鹿児島の某大型書店で本を物色しましたが、ぜひ購入して読みたいという本と出会えませんでした。最近の映画もそうでしたが、本でもそのような状況になるとは、自分なりにはショックでした。知的刺激を受けるような強烈なインパクトを持つ本が私の目に映ってこないのです。これはどうしたことだろうと自分なりにはショックでした。年を重ねたということなのでしょうか。こんなことはこれまでほとんどなかったのですが…。購入しないと読む本が家にないので、仕方なく3冊購入しました。歴史・民族関係が3冊と政治関係1冊。時間がある時に目を通したいと思います。
[PR]
by shin-pukupuku | 2016-08-17 10:03 | | Comments(0)

野火を見て

 久しぶりに映画館で作品を見ました。この夏の映画予告をいろいろと見ましたが、興味を惹かれる作品がなくて、映画館に足が向かない毎日でした。この日は、ガーデンズシネマで「野火」を見ました。
 塚本晋也監督のリバイバルです。原作は大岡昇平です。出演者に、リリーフランキーがいたようですが、気づきませんでした。
 私は20歳前後の若いころに、大岡昇平の「野火」を読みました。作品に衝撃を受けました。過酷な戦場のすさまじさ、南方では後方支援が断たれ、餓死する日本兵が多数いたこと、そしてその中には人肉を食べたものもいたことなどを知って、衝撃を受けたことを今でも思い出します。人間性を破壊する戦争のむごたらしさが、私の脳裏に刻まれました。
 塚本監督の作品は、私が若いころに感じた戦争のむごさを映像を通して描こうとしていました。この作品を直球で映画にするとしたら、このような作品になるのかもしれません。しかし、このような直球勝負の作品がはたして共感を得るのかと言ったら、首肯することはできません。むしろ嫌悪感を抱いて、逃げ出していく若い人が多くなるのではないかと不安に思いました。監督はそれでも、戦場のむごたらしさをリアルに描こうとしたのでしょう。それが戦争の日常的な状況なのだということを伝えようとしたのでしょう。戦争の状況に次第に違和感を感じなくなってきた戦後70年目の暗喩なのだと思います。
 しかし、私はあえて批判します。共感のないところに、監督の意図するねらいは伝わらないと思います。それが正論だとしても、受け入れられないかぎり、視聴者は土俵に乗ってこないと思います。「野火」を映画化するのは、非常にむずかしいと思います。いや、映画化するには、監督は人生経験を積んでいく必要があると思います。作品そのものに対して、脚本を大きく書き換えて、作り上げていったほうが良かったのではないかと感じました。(専門家でもない素人に、このように作品に一言言わせたくなるというのは、監督のねらいだったのかもしれません。)

[PR]
by shin-pukupuku | 2016-08-16 18:00 | 映画 | Comments(2)