定期テストの問題数

 先日、元同僚から相談の電話がありました。内容は、同じ学年で社会科を教えている再配のまだ若い同僚が、テスト問題数が120ぐらいのものを作成して困っていること、そのことについて話をしても聞く耳を持たなくて困っているので、何かよい説得の方法はないものかという内容でした。
 私はテストの問題については同じ社会科教員で事前に相談して作成し、問題がある場合は検討するというのが常識だと思い実行してきました。今までそのようなことは聞いたこともないために、思わず驚いてしまいました。
 校長や教頭に相談しながら、社会科教員全員で説得するしかないのではないかとアドバイスしましたが、先輩教師の助言を謙虚に受けとめようとしない姿勢に、教師としての適性があるのかと思いました。
 その相談を受けて、定期テストの問題はどの程度が適切なのかを考えました。社会科教師は問題を作成した後に、問題数を数える方が多い印象を持っていますが、私もその一人です。数学の先生は、問題数を検討してから問題を作る方が多かったと思います。社会科も数学科の先生に見習うべきだと思います。
 私が妥当だと思う問題数は、各2点の50問。この中には記述式も含めてです。生徒たちにとっても問題を50分で解くには、適切な時間だと思います。それでも1分で1問という時間です。いやそれよりも問題数を少なくして、30問ぐらいが本当のところは良いのかもしれません。しかもその問題は、知識を問うのではなく、学習した内容の適切さを問う問題が良いと思います。
 学生たちに授業で聞いてみました。高校時代に100問以上の問題のテストがあったという学生が3名ほどいました。すべて進学校。ある高校は、120問満点で最後に120分の100をかけるのだそうです。驚きました。そのような問題づくりをしている社会科の教師が一部いるということです。明らかな知識偏重、知識蓄積主義。数年後に実施される大学入試センター試験の改革を視野に入れた学力像の変更はどうなっていくのでしょうか。
 定期テストの問題についての相談の電話でしたが、私にとっては参考になる問題提起となりました。
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Commented by 佐賀のT中 at 2016-06-25 07:00 x
 定期テストは、各1点の50問( 50点満点 )でやっています。まわりの先生方も、ほぼ同じような感じです。だから、100問のテストなどは聞いたことも見たこともありません。中学生には無理なのではないでしょうか?
 テスト問題は、相持ちの先生がいる場合には、テストをつくる順番を決めて、できた上がったテストは事前に検討しています。ときには、「そんなことでつくった問題じゃないけどなぁ」とカチンとくることを言って来る先生もおられますが、合わせるところは合わせて問題を変更します。なお、私の場合には、授業をふり返って、出題する内容を決め、大まかに全体の問題数を考え、大問毎に何点の配点になるのかを考えながら、テストをつくっています。どちらかと言えば、ぷくぷくさんが書いておられた「数学の先生に近いやり方なのかな」と思いました。
 学年を一人で受け持っている場合には、授業の流れを再現するようにテスト問題をつくっています。その場合でも問題数は50問を基準にしています。
 ちなみに、授業の単元の終わりには、単純暗記のテスト( =単元テスト )をやっていますが、そのテストでも50問を基準につくっています。50問を超える場合には、越えた数だけの答えを解答用紙に書いています。そうすると、その質問には答えなくていいし、解答欄には( 事前に )正解が書いてあるので、そのぶんの点数がとれます( だから0点になることは、絶対にありません )。もちろん、この単元テストでは、事前に問題は教えてありますので、子どもたちは、あとは覚える努力をすることになります。「覚える」=「記憶」することは、試験を受ける場合には必要となるので、その努力はするように子どもたちには言ってあります。
Commented by shin-pukupuku at 2016-06-25 10:40
コメントでの情報提供、心より感謝申し上げます。佐賀のT中さんも私と同じような手続きと考え方でテスト問題を作成しているようで安心しました。一般的な社会科教師の状況だと私も思っています。T中さんがご指摘されるように、本来は単元テストで評価は行うべきだと私も思います。
by shin-pukupuku | 2016-06-24 09:12 | 教育関係 | Comments(2)

なにやら思いついたことをつれづれなるままにⅡ


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