戦後の法曹界

 内田博文『治安維持法と共謀罪』(岩波新書)を読みました。
 驚きました。法曹界は敗戦によって新たなシステムに変更したのではなく、戦前からの治安維持法、戦時中の新治安維持法の延長線上にあるという説明でした。たとえば、司法検察官のシステムは戦後もそのまま残っていて、検察官が起訴すると99.9%有罪というのは、そのことを示しているようです。また、冤罪が何度も生まれていることも、その例ということになります。
 共謀罪については、戦前の状況の先に進んでいるということのようです。市民は法曹界の権威に首を垂れるしかありませんが、その権威の行きつく先を心配せざるをえません。国会をとりまく市民のデモが、いつ権力によって弾圧されてしまうのか、そんな時期がそこまで来ている気がしました。

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by shin-pukupuku | 2018-06-02 06:30 | | Comments(0)

なにやら思いついたことをつれづれなるままにⅡ


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