「終わった人」を見て

 久しぶりに映画を見に行きました。
 タイトルの映画は、舘ひろし主演の作品です。退職後の一人の男の生き方、そして夫婦との関係を示した作品でした。舘の妻役は、黒木瞳でした。
 この映画は新しい退職後の夫婦の関係を提起しているように思いました。それは、終婚というものです。仕事一筋であった夫は、自分の都合でこれまで勝手にいろいろな大事なことを決めてきました。妻としてはそんな夫に愛想をつかしてきました。退職後も現役時代と同じように妻の話を聞かず、IT企業の社長となり、最後は倒産。負債を抱えて、これまで自分が稼いできた資産を失ってしまいます。妻はそんな夫に対して、家を出てほしいと言うわけです。
 終婚とは新しく聞いたものでした。熟年離婚はリスクが大きすぎるので、形だけは婚姻関係を保ちながら別居するというものです。そして、気が向いたときにお互いに再会し、新鮮な気持ちで会えるというものです。
 おもしろい関係だなと思いました。ひょっとしたらこの終婚は現実的に進んでいて、さらに今後も増えていくのかもしれません。
 この映画は生き方というものにこだわっていました。盛岡での高校時代、同じラグビー部の仲間がそれぞれの夢や目標を持ちながら人生を歩み、初老となって盛岡で後輩たちの試合を応援し、いっしょに飲み踊るわけです。さんさ祭りは、同じ時代を生き、それぞれの人生を懸命に生きた人たちへの慰めと今後への励ましのように見えました。どんな職業にしろ、どんな生き方にしろ、それなりに一所懸命に生きてきたことに、甲乙はつけられないのです。人生の勝ち組とか負け組とか聞きますが、そんなことは大したことではなく、故郷はいつでもどんな人でも包み込んでくれる場所なのです。
 退職後に第2の人生を歩む人たちはまだまだ元気な方が多いと思います。そしてその時間を充実したものにできるかどうかは、その人の人生への考え方、そしてそれ以後の生き甲斐にあるのではないかと思いました。
 最後に、舞台が盛岡であったために、盛岡市の風景や雄大な岩手山が何度も映像に出てきました。また、盛岡弁が何度も出てくるために、ここ石巻の人々も、かなり喜んでいるようでした。同じ東北という同胞意識があるのかもしれません。

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Commented by 佐賀のT中です at 2018-06-09 21:07 x
 以前に原作を読んでいました。映画になるほど注目を集める内容なんでしょうね。で、なぜ原作本を読んでいたのかと言うと、やはり自分自身にとっても切実な問題だからです。「退職」。もう2年もなくなってしまいました。退職まで。「さてさて、退職後はどうしよう」って感じです。
Commented by shin-pukupuku at 2018-06-10 18:22
今のうちから退職後を見据えて、様々なことにチャレンジしておくことが大事だと思います。まだまだ人生は長いわけですから。
by shin-pukupuku | 2018-06-09 17:08 | 映画 | Comments(2)

なにやら思いついたことをつれづれなるままにⅡ


by shin-pukupuku
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