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2009年 11月 28日 ( 1 )

最近読んだ本

 学会での発表が終わり、少しゆっくりとしている状況ですが、本だけは読んでいます。以下に紹介します。

①梯久美子著『昭和20年夏、僕は兵士だった』(角川書店)

 様々な分野で活躍した著名な方で、兵士体験のある金子兜太・大塚初重・三國連太郎・水木しげる・池田武邦にインタビューして「あの戦争は何だったのか」を描き出した作品。偶然、二谷先生も本の紹介を白樺だよりで行っていました。
 特に印象的な証言は「大塚初重」。「脚にすがってくる兵隊を燃えさかる船底に蹴り落としました。私は人を殺したんです。18歳でした。」という証言は重いものでしたが、大塚氏はこの事実を背負いながら、考古学の道を選ぶのです。
「モノはうそをつかない。正しい歴史を知りたいという自分の思いに答えてくれるのは、こうした学問(考古学)なのではないか」ー考古学を目指し、懸命に努力することで贖罪しようとした大塚氏の姿があったのです。登呂遺跡の発見などに尽力したのが大塚初重なのです。

 この本はかなりお奨めです。

②鳩山由紀夫研究会編『鳩山由紀夫の宇宙人語録』(双葉社)

 同僚から借りて読みました。鳩山由紀夫の宇宙人ぶりをこれまでの語録の中から紹介したモノです。鳩山氏って、発言を変えていくことがあるというのが、気になりましたね。

③益川敏英著『益川流「のりしろ」思考』(扶桑社)

 この本も同僚から借りました。ノーベル物理学賞を受賞した益川氏のこれまでの生き方や生活スタイル、そして学問への取り組みをわかりやすく書いた作品です。益川さんと言えば、受賞の時のインタビューで「たいして嬉しくない」と言った方です。本人が言うには「ぼくはあまのじゃくですから・・」とのこと。研究について印象的であったのは、「のりしろ思考、なんでも乗り切る」というスタイルでしょうか。特に、研究会の時など、1時間以上早く行って、近くの喫茶店でコーヒーを飲みながら、ゆっくりとしているということなのだそうです。私も真似ができるのであれば、したいものです。

④半藤一利著『昭和史 戦後編 1945-1989』(平凡社)

 前回紹介した本の続編です。前回の本の方がおもしろかったです。半藤氏は文藝春秋に勤めていたのですが、自分の体験と重ね合わせての戦後史編でした。やっと読み終わったという感じになってしまいました。
 昭和天皇とマッカーサー秘話については興味を持ちました。まだ全容は、明らかにされていないのですね。

⑤山口保明著『「弥五郎どん」は何者か』(みやざき文庫)

 この本は、11月の初めぐらいから読んでいたのですが、やっと読破したという感じです。「弥五郎どん」は隼人の首長を弔ったまつりであるというのが結論でした。弥五郎どんというと岩川の祭りを私たちは思い出しますが、都城や日南市にもあるのだそうです。参考になりました。

 最近映画を見ていないので、久しぶりに見に行って、このブログで紹介したいと思います。でもインフルエンザが怖くて映画館に行きたくないという気持ちも少しあります。
by shin-pukupuku | 2009-11-28 06:55 | | Comments(0)