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ぷくぷくの社会を見つめ直すⅢ

2018年 02月 27日 ( 1 )

定年退職者の最終講義

 昨日は私の所属する人間学部の3人の定年退職者による最終講演がありました。多数の教え子や知り合いが出席していて会場は盛況でした。
 3人がそれぞれのテーマで話をしましたが、自分の人生を語る人が二人、英語教育の授業論を語る人が一人でした。それぞれ3人とも記憶に残る素敵な講演でした。
 自分の歩んできた道を語る先生方に共通するのは、今ここで大学教員をすることができたことがいかに偶然で、運命的なものであったかということでした。そして、すばらしい恩師に知り合えたかどうかが影響していました。1人の先生は、大学院時代の恩師の推薦で某国立大学の教養部に就職できたようです。20代だったということでした。そして自分が優れた業績を残していたわけではなく、恩師が将来を見越して就職の世話をしてくれたと明言していました。実際、その先生は、フランス語の本の翻訳を20冊これまで残してきました。その中にはあのロシア哲学者で教育にも大きな影響を与えているミハイル・バフチンの著書の翻訳もあります。恩師の見る目が優れていたと話していました。
 もう一人の方は、教師をなぜ目指したのかということを語ってくれました。それは大学生の時に小さな集落で見た風景でした。学校を離任する先生二人が集落の方々に手厚く見送られていた姿を見て、教師という仕事のすごさ、すばらしさを感じたと述べていました。この方は教育行政で出世した方です。
 最終講義というのは、自分の中ではまだまだ先のことですが、自分は語れることがあるだろうかと不安になりました。その時までに、自分を語れるものを作り出していかなければならないと決意することでした。

by shin-pukupuku | 2018-02-27 16:45 | 雑感 | Comments(0)