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ぷくぷくの社会を見つめ直すⅢ

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ルーティンが…

 毎朝のルーティンが崩れてきています。これまでは朝起きて最初にすることは、お茶を入れて、新聞を玄関のポストまでとりにいくことでした。だいたい5時過ぎに取りに行くのですが、これまではかならず新聞はポストに入っていました。ところが、連休明けから、新聞配達が遅くなり、6時15分ぐらいにならないと配達されないのです。必然、新聞を見る時間がずれてしまうことになりました。
 たしかに今はデジタルの時代です。私もデジタル新聞を契約しているのですが、パソコンで読む新聞はやはり違和感があります。全体的な見通しがないですし、紙の新聞の方がどことなく自分になじんでいるんですよね。こんな理由で、ルーティンを乱されている私は、朝起きてからやることを変えてしまいました。そのために、新聞に目を通す時間が短くなっています。
 これも新聞を読み過ぎという神のお達しかもしれないなあと感じ、まあ、当分の間はルーティンを変えていこうと思っています。
 年をとると日常の動きが乱されるというのはどことなく落ち着かないです。知らない間に年を重ね、柔軟さがなくなっている証拠かもしれませんね。

by shin-pukupuku | 2018-05-31 06:10 | 雑感 | Comments(0)

生ぬるいなあ。

 NHKドラマ「やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる」という最終回を見ました。神木隆之介主演のスクールロイヤーを主人公にした番組です。内容は、いじめ自殺未遂した女生徒が、裁判に訴え、それをスクールロイヤーが学校を立て直す利益になるという理由で、代理人を別に立てそれを支えるという形で闘争を行うというものでした。
原告側の訴えは「被害者ではなく、加害者生徒4人を転校させる」というものでした。その訴えは、いじめに対する法的措置としてあるのですが、現状では被害者側が転校を余儀なくされている現状を把握しており、被害者側の利益を守るという本来の在り方への期待感が番組の中に込められているようでした。
 しかし、結論は、「加害者側を別室登校させる」というもの。そしてその結果に対して、いじめ自殺未遂した被害者生徒が喜び、学校への登校を考えるという形で終わりました。
 私はその内容を見て、あきれてしまいました。いや、怒りさへ感じました。
 自殺未遂までするようないじめ被害者が、「別室登校」という生ぬるい処置ではたして満足できるのか。学校内に加害者グループが通っているということだけで、被害者は学校へ登校できないでしょう。いじめはそんな生ぬるいものではないと思いました。
 番組としては加害者側の更生という視点も取り入れたのだと思いますが、被害者の心情を無視し、これまで何人もいのちを奪われたいじめ自殺の事実の重みがわかっていないと思いました。
 期待していた作品だっただけに、最後のまとめ方については、強引すぎる印象を持ちました。残念です。

by shin-pukupuku | 2018-05-30 06:03 | 教育関係 | Comments(0)

志賀と内村

 先日、駒場にある日本近代文学館を訪問しました。特別展として志賀直哉が取り上げられ、展示されていました。その展示を見ながら最初に驚いたのは、石巻で誕生したということでした。初めて聞くことでしたので、びっくりしたのですが、母校は学習院ということでしたので、生まれて数年間石巻だったようです。
 次に目に留まったのは、キリスト者内村鑑三との関係でした。当時の白樺派の小説家は、武者小路実篤をはじめ、内村鑑三とのつながりが深く、影響を受けているようです。志賀直哉も内村の考え方に心揺さぶられていたことがわかります。
 そんな内村について、弟子である藤井武は次のように述べています。
「先生は矛盾の多い方、矛盾だらけの方でありました。先生ほど矛盾に富んだ人格を私は知りません。したがって多くの人が先生に躓きました。近づく者ほどひどく躓きました。…」(若松英輔『内村鑑三』より)
 志賀直哉の特別展を見ながら、明治から大正にかけての各界の著名人との関係や影響を考えることでした。そういえば、柳宗悦も内村鑑三に影響を受けた人で、同じ駒場に民芸館がありました。時間がなくて中の展示を見ることはできませんでしたが…。

by shin-pukupuku | 2018-05-29 07:12 | 雑感 | Comments(1)

人生を変える

 人生を変えてしまう書類を書いている仕事というものはこの世の中には少ないように思います。しかし、書類を書くことで人生に大きな影響を与える報告書も存在します。その筆頭が裁判の判決書でしょうか。裁判所の仕事というものは、書類にまとめて決定したことがその後の人生に大きな影響を与えるのです。
 安全学習のための判決書を今整理しています。いじめや学校事故、熱中症など、教材に適切な判決書を選び、判決書教材を作成しています。それを読みながら、この文書が人生に影響を与えたんだろうなあと想像しながら読んでいます。判決書には関係者の生きざまが描かれていると思います。そういう意味では人生ドラマの場面が詰め込まれているのだと思います。
 同時に、裁判所調査官の報告書も同様なのだと思います。調査官は親権の争いにおいて、どちらがより環境の良い状況で子どもの幸福のために適切なのかを判断しなければなりません。その判断が、争いにおいて大きな影響力を与えるのです。
 私が書く論文は、裁判所の方々の仕事に比べると気楽なものです。まさしく「お気楽」な気分で書けるところもあります。しかし、本来はこの論文が読者の人生に大きな影響を与えるかもしれないという自覚を持って書く必要があるのだと思います。判決書を読みながらそんなことを考えることでした。

by shin-pukupuku | 2018-05-25 06:13 | 雑感 | Comments(0)

ごまかしの…

昨日は、家に帰るとテレビではごまかしのオンパレード。日本大学のアメフト部の問題。監督とコーチが言ったことを選手がそのまま鵜呑みにして反則をしたとのこと。選手の忖度が問題だったということであろう。森友問題や加計学園の問題もどんどん新たな証拠が出てきている。これはもうごまかしのうわぬり。日本の政治状況は民主主義という点で考えるときびしい状況がある。こんなことが続いていると、戦前と同じように軍部や強いリーダーにからめとられる可能性がある。なげかわしい一日となった。溜息ばかり。
by shin-pukupuku | 2018-05-24 08:04 | 雑感 | Comments(0)

高大連携で

 高校生は楽しそうなテーマを取り上げていました。しかし、研究としてはむずかしいだろうなというものも結構ありました。ただ、楽しそうなので、テーマを尊重して、アプローチの仕方を教えることでした。
 その中には、アクティブ・ラーニングが高校生に合っているのかというテーマがありました。グループのメンバーは「合っている」という立場で研究したいということのようでした。そこで、先日読んだ講談社現代新書の小針『アクティブ・ラーニング』を紹介することでした。批判的に書かれている本ですが、「合っている」と考えている彼らにとっては新たな見方として良いのではないかと思いました。その本、1冊を徹底して調査するというのも高校生の研究としては良いのではないかと思ったのです。それに学内アンケート調査をして、自分たちなりの判断をすれれば楽しい研究になるのではないかとアドバイスしました。
 50分の授業でしたが、あっという間に終わってしまいました。しゃべりすぎでした。担当の先生にも突っ込んでしまい、その先生も自分の考えや体験を語らざるを得ない状況に追い込んでしまいました。しかし、高校生とこんな機会が持てるというのは楽しい時間でした。次は9月末だそうです。

by shin-pukupuku | 2018-05-23 06:06 | 教育関係 | Comments(0)

保育格差

 小林美希『ルポ保育格差』(岩波新書)を読みました。
 なぜ専門職にもかかわらず、保育士の給料は低いのかという問題意識がありました。最近は政治の動きもあり、待遇改善が図られつつありますが、現状のところはそれほど待遇改善という結果につながっていないようです。その理由をこの著者は明らかにしていました。
 基本的に、国や自治体によって補助金が増加しているわけですが、その補助金は人件費というしばりはなく、他への流用が認められているようです。そのため、保育士への給料増額へとストレートにつながらず、特に株式会社による運営では新たな施設を作るために人件費の割合が抑えられているというルポの結果でした。
 この本では人件費比率の低い保育所一覧を実名でしめしています。そんな実名で示して大丈夫かなあという不安を感じましたが、基本的に東京ではすべての施設に公開するように義務付けているようです。著者はそれをまとめて整理しています。やはり情報公開は大事なことだと思います。昨日、早速、保育士志望の学生たちにこの本を紹介し、一覧表を見せました。すると、その部屋にはまさしくその一覧の上位に何度も出てくる保育所のポスターが大きく貼られていました。学生に聞くと、「待遇が良いように思った」とその保育所について感想を語ってくれましたが、その一覧を見て、さらにしっかりと求人票を見ていく必要性を感じたと思われます。
 この本の最後の方で書かれていた心に残る文章は、
「経済合理性という考え方が日本を支配しているが、子どもは対極にある。マニュアルは効かず大人の思う通りにもいかない、最も大切な人間的な世界。自分と違う存在と共生し、学ぶことで新しいアイディアがわき、新たな文化も生まれる。子育ても保育も、手間をかけずに経済合理性を追求できるものではない」

 お茶の水女子大学の牧野名誉教授の言葉だそうです。保育という仕事に、経済性の観点から合理化することは人間を人間らしく育てることをやめてしまうことだと共感しました。

by shin-pukupuku | 2018-05-22 05:57 | | Comments(0)

是枝裕和監督

 是枝監督が、「万引き家族」でカンヌ国際映画祭で最優秀賞のパルムドールを受賞しました。今朝の朝日新聞の一面はこのニュースでした。
 昔、このブログで同じような内容の記事を書いたかもしれませんが、是枝監督について調べてみますと、私と同じ年齢で、しかも誕生日は一日違いです。大学・学部ともに同じで、監督は文芸学科、私は教育学科です。同じ時期に同じ学び舎で学んでいたということになりますが、おそらく学内もしくは授業などでもいっしょにいたのでしょう。卒業年度は監督の方が私より2年後になっていますので、入学が遅かったのか、それとも留年したのかもしれません。
 受賞作が国内でロードショーされるのがとても楽しみですが、すでに予告編はされているようです。是枝監督の作品はこれまで私が注視してきたものばかりです。2004年の「誰も知らない」という作品は衝撃を受けました。今でも児童虐待の作品の内容をよく覚えています。2013年の「そして父になる」、2015年の「海街diary」、最近の「三度目の殺人」ともに、記憶に残る作品でした。彼の作品は心にずっと残る印象的な映画であると思います。つまらない作品は、私の記憶からすぐに消えていきますが、そのような消耗品の映画ではなく、映像作品そのものが、記憶に残り、生き方や考え方に一つのピンを刺していくようなものではないかと思います。
 今では早稲田大学教授という母校の仕事もしているようですが、このような優れた作品を残していく監督と同じ時代に、そして同じ空間で学べていたことは幸せなことですし、誇りに思うことだと思っています。

by shin-pukupuku | 2018-05-21 08:41 | 雑感 | Comments(0)

運動会

 本日は小学校の運動会を見学しました。雲一つない快晴で、気持ちの良い過ごしやすい運動会でした。鹿児島の炎天下の運動会とは違って、この時期の運動会は運動に適切な時期だなと思いました。
 子どもたちは一生懸命にがんばっていました。保護者のためにテント張り専用の場所が準備してあり、思い思いにキャンプ用のテントを張って保護者や地域の人々が運動会を楽しんでいました。
 新年度になってまだ1か月半という時期もあり、運動会の競技はきわめてシンプルでした。午後は4つしか競技は準備していないようで、14時にはすべて終わりというスケジュールでした。
 感動した場面もありました。6年生の徒歩競技では、両足に障害のある児童がいました。その子は他の児童と同じようにスタートし最後まで走りぬきました。同じ組にかなり太った児童がいて、その子も足が遅いようでした。二人でせりあいながらゴールしました。
 障害のある児童は、走り終わって大泣きしていました。その涙を見ながら、こちらも涙を誘われました。足が痛かったのに、痛みをこらえて走ったのでしょう。そして最後まで走り終えることができたからでしょう。当然、全校から大きな声援がありました。しかし、それは特別な感じではなく、普通の場面のような印象を持ちました。
 さわやかな5月晴れの中、こちらの心までさわやかになる感動をもらえた時間となりました。

by shin-pukupuku | 2018-05-20 15:59 | 雑感 | Comments(0)

映画「のみとり侍」

 時代背景は江戸時代の田沼意次の頃です。商業をさかんにしようとした田沼は商人のさまざまな商売を認めました。その一つが、タイトルの「のみとり」というわけです。内容は女性向け買春施設というもの。そこに阿部寛演じる長岡藩の武士が藩主から命じられて「のみとり」の商売を始めるという話です。
 まあ、こういう映画もあるのかなという印象でした。漫画的だなあと思いました。そして映画のテーマがよくわかりませんでした。なにがしか、訴えるものがあるというのが映画だと私は思っていますが、伝わってきませんでした。
 まあ、そういうことで、映画評を書くのも苦労する映画だということです、はい。

by shin-pukupuku | 2018-05-19 15:08 | 映画 | Comments(0)